さよなら、ルーポ。

 
 
ルーポが、ポラリスへ帰って行きました。
 
ルーポは、今年の 私の誕生日にやってきたベアです。
私と家族にとっていちばん大変な時期にそばにいて、
ずっと支えてくれました。
 

 
 
彼は、ひとの良い面と悪い面は別々にあるのではなくて、
コインの表と裏のように存在しているのだと、教えてくれました。
 
「直さなくては」と考えていることが、
得意なことの別の見えかただとしたら、
正そうとすればするほど 追い詰めることになるから、
違うアプローチを考えてごらん、と。
 
そのことは、苦しい状況を少しでも早く脱したくて、
「より良くあらねば(報われない)」という考えから離れられなかった私を
自由にしてくれました。
 
 
 
そして、愛することについても、
考え直すきっかけを与えてくれました。
 
良い面がたくさんあるから受け入れても大丈夫、なのではなくて
丸ごと受け入れる覚悟をあなたが持てるかどうか、
じっくり見つめるべきは、自分の心なのだよ、と。
 
 
 
 

 
おひさまのルーポ。 またいつか、会いたいです。
 
 
 
 
 

エルクのベア

 

エルク(=ヘラジカ)という名前の毛糸の
ベアができました*



 

こちらはサムネイルです。
写真をクリックすると詳細表示となり、
ブラウザの「戻る」で再びこちらの記事に戻ります。
 
 
 
毛糸は、リッチモアの「エルク」。


 
獣毛のような表面感の やわらかい毛糸です。
5号かぎ針で編みました。
 
 
 


 
瞳は、ブラックのグラスアイ・アンティーク。
鼻まわりと肉球は、ハマナカ「グランエトフ」のホワイトを
使用しています。
 
自然な毛流れにまかせて 整えました。
 
 
座った状態で、高さ約17cmです。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 

 
夏休みの終わりに
シュンの大好きな先輩、ルイくんが留学先から一時帰国して
メイプルシロップのお土産をくれました。
こちらでは見たことのない銘柄のもので、とっても美味しかったです。
 
春からひとりで勉強を頑張っているルイくん。
すっかり大人っぽくなりましたが、優しい瞳はそのままで
今回もシュンに、色々なことを教えてくれました。
 
また元気で会えますように・・*
 
 
 
 

P☆snapshots 145☆

 
 
本日の最初は、
登場したばかりの ミントグリーンのベアです。
 

 「この毛糸、
  羽のようにふわふわね。」

 
 
 
ホワイトジュエル・ベア

 「本当ね。
  だれかしら。楽しみだわ・・*」

 
ポラリスのお花畑からやってきたふたりは、仲良しです。
次にやってくるのも お友だちかな^^♪
 
 
 
ブラウン・キャンディー*ベア

 
木の幹の色をした彼は、森のひと。
シュンの夏休みの宿題を横で見ていたら、
地図が大好きになったそうです*
 
 
 
ベイビーmuflone・ベア

 
 「ねぇ、ぷぅちゃん
   雨はいつまでだろう・・・。」

 
このひとは、町から。
ポラリスには、小さな町もいくつかあるのだそうです。
 
 
 
 
雨が続いていますね・・。
 
買い物に行くのが 面倒になってきましたので^^;
昨日からおやつの新規開拓を始めました。
「目が合ったら」あるいは「直感で」買ってくるのです。
 
この秋は、雨の日が多いそうです。
おいしいお菓子をたくさん見つけて、元気に乗り切りたいと思います~*
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
ルーポのおてては どうしてオレンジだったの?
 


  「やっぱりダメそう?」
  「・・・かな・・っ☆」
    

 
 
- バブルのときと一緒^^♪  シュンの案よ。
 レオがルーポのことを教えてくれたときに、
 『じゃあ、手先だけオレンジにしよう!』って。」
 
 
 


 
 
 
 
 あらら~・・
 「修理かなぁ・・^^;」
 

 
                   やっぱり そうか・・。
 
 
 
 
 

コキアが大きくなりました

 
 
玄関脇の「コキア」が、1m近くの高さになりました^^♪
横幅は110cmを超え、ついにいちばん目立つ存在になりました。
 

 

つぼみのような 小さな丸いつぶもできて、かわいいです。
 
 
 
*コキア*
別名ホウキギ、ホウキグサとも呼ばれます。
由来は、昔々、乾燥してホウキにして使っていたからだといわれています。
実は食用の「とんぶり」なのだそうです。
春に芽が出て、紅葉の後の冬前に枯れてしまう1年草です。
 
 
もともとは昨年のこの頃に、
1年草と知らずに小さな鉢植えを移植したのですが、根が弱いそうで
枯れたような紅葉の後すぐに枯れてしまい、諦めて忘れていました。
それが、春になってこぼれ種が芽を出してくれたのです・・*
 
 
 
こちらは、6月11日にご紹介したときの写真です。
まだ、高さは30cmほどでした。

 
 
こちらは、7月30日にご紹介したときの写真です。
80cmにまで大きくなりました。

 
 
もうすぐ紅葉が始まります。
9月下旬から10月上旬にかけて、きれいな赤色に変わるのです。
とっても楽しみです^^*
 
 
 
国営 ひたちなか海浜公園の みはらしの丘では、
美しい、たくさんのコキアが見られるそうです。
(ホームページはこちら* 写真がたくさん掲載されています。)
 
9月19日(土)から10月18日(日)にかけては
コキア カーニバル」も開催されます。

 
 
去年も一昨年も、気づくと終わりかけばかりで行けなかったのですが、
今年は我が家のモリゾーくんのおかげで、様子をマメにチェックできています。
 
いちばん美しい時期に合わせて行こうね、 と
最近カメラが大好きなシュンと、楽しみにしています*
 
 
 
 
 

ミントグリーンのベア

 
 
雨と曇りの、湿気の多い日が続いているので、
すっきりミント系カラーのベアを作りました^^*

 


 

こちらはサムネイルです。
写真をクリックすると詳細表示となり、
ブラウザの「戻る」で再びこちらの記事に戻ります。
 
 
 
毛糸は、オリムパス「ラウル」。
この 真ん中にある巻き付いた部分が、編むとぽこぽこの模様になります*


 
細い毛糸なので、新しい編み図を作り、
4号かぎ針で編みました。
 
 
 


 
瞳は、ブラックのグラスアイ。
鼻まわりと肉球は、ハマナカ「ループル」のホワイトを
使用しています。
 
 
座った状態で、高さ約11cmです。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
6.カイトとバブル
 
 
- つまり、彼らはみな この世界で暮らすために、
 さまざまな力を捨てて来ているのだ・・。
 

 
 
 だが、ルーポとこいつは 制御していない。
 重い負荷を背負ってでも、ここですべきことがあるのか、
 あるいは、ポラリスに帰るためか。
 
 いずれにしても、何かが起こっていることはまちがいないのだが、
 表向き、誰もそのことに触れないのはなぜか・・?
 
 
 「守る」ことの意味が、妙に不穏に感じられる。
 
 
 
 
 

さよなら ルーポ (P☆snapshots 144)

 
 
春の、2度目の赤い月のあとに やってきたルーポ
ポラリスの、湖のそばのふるさとへ 戻っていきました。
 
その腕に、おひさまの光を集める力を持つルーポは、
深い森ではない我が家にいると、どうしても光が集まり過ぎて、
厳しい暑さになってしまうことを気にしていたのでした。
 
 
決心を伝えてくれたのは、8月の お盆のころでした。
 

「ぼくは、ポラリスに帰ることにしたよ。」
 
 
それは、予想もしていなかったことでした。
 
 
彼には、コンちゃんたちだけでなく、私たちも助けてもらいました。
(「P☆snapshots 134 -雲の向こう-」)
それなのに、
彼を助ける方法を見つけてあげられないまま帰してしまうなんて、
どうすれば良いのか分からなくなってしまいました・・。
 
 
 
すると、ベアたちが教えてくれたのです。
 
ブラウン・キャンディー*ベア

 
「誰にとっても そうなのだけれど、
 その性質のプラスとマイナスは、同じ量 存在していて、
 都合よくコントロールするのは難しいものだと、ぼくは思うんだ。」
   
 
 
ホワイトジュエル・ベア



 
「そう、光と影は一対のものなのに、光を増やして影を消していったら、
 いつか、世界が見えなくなってしまうように・・。」
   
 
 
アスティファーのベア

 
「それならば、ルーポがそのままでいられるポラリスで暮らすことが、
 彼にとっての幸せかもしれないわ。」
   
 
 
ベイビーmuflone・ベア

   
「ぼくの友だちにもいるよ。ポラリスを はなれたくないひと。
 ポラリスも、こっちの世界と同じくらい、いいところだから・・・。」
 
 
 
はっとしました。そして、心に突き刺さりました。
おかげで目が覚めました・・・。
 
 
 
 
 
ルーポがいなくなって
8月の最後の一週間、毎日のように雨が降りました。
それは、さびしさと一緒に
凝り固まった心の澱を洗い流してくれるような、静かな雨でした。
 
 
 
そして、9月の始まりの日の今日、
午後になって 久しぶりに少し、明るい陽ざしが射し込みました。
 
 
移り変わる季節の中、すべてのものが変わっていきます。
もしもいつか、ルーポにとって幸せな変化が訪れたなら、
また、会いたいです。
 
 

 
彼がずっと、幸せでありますように。
 
 
 
 
 
 

腕時計と『ヴァンテーヌ』

 
 
早いもので8月も、残り2日となりました。
のんびりしていたのに、過ぎればあっという間に感じられて、
なんだか不思議です。
 
 
この夏休みは、ひとりでいることが多かったので よく眠りました^^*
また、本を読んだり、毛糸を分類し直したり、など
したくてもなかなか出来なかったことをして過ごしました。
その中で、自分にとって大きな出来事の1つは、
ずっと迷っていたショート・ヘアにしたことです。
見た目が少し変わっただけで、新鮮で気持ちが良いと感じたのは嬉しい発見で、
新しい気づきは色々なところにあるものだなぁ、と思いました。
 
 
頭が軽くなったことで「重み」が恋しくなったのか、
秋からの服には、久しぶりに腕時計を合わせたくなりました。
そして、「大きめの、ボーイズサイズがいいな・・」と考えたところで
会社員時代の20代の頃にもそういうタイプを好きだったことを思い出し、さらに
『流行は20年サイクルでやってくる』という 懐かしの業界用語が浮かんできて、
ハタと気付いたのです。
そう、まさに『周期』。ぴったりです・・!
(個人的な流行ですけれども・・^^;☆)
 
 
と、いうことで、
押入れの引き出しの奥で眠っていた時計たちを 出してみました*
 

 
左は『リトモラティーノ』のもの。
直径3cmほどのごろんと分厚いドーム型と、
数字の6の部分の 時間によって変わる月と星の絵、
シルバーとゴールドとブラックのバランス、全部が大好きでした。
右は『ハミルトン』のもの。
違うテイストのものを探していたところ、
スクエアの文字盤の上下の隙間と 上の真ん中にあるリューズが、
仕事着のシャツや、ニットの長めの袖口に 抜け感を作ってくれそうで、
一目で好きになりました。
 
 
シュンが小さい間は 当たってケガをしたら大変だと、
その後は 携帯電話があるから不要だと思って遠ざかっていた腕時計ですが、
久しぶりにつけてみると、やっぱりいいな、と思います。
 
時間は本当はその中に流れていたりする、・・かもしれません^^*☆
 
 
 
 
 
押入れの中の本棚で、こちらも見つけました。
 

 
『ヴァンテーヌ 最終号』。
1989年に創刊され、2007年末に廃刊となったファッション雑誌です。
上質で高価格の服は、私にはとても手が届かないものばかりでしたが、
美しい写真と、おしゃれを誠実に考え、分析したアドバイスから、
「甘辛バランス」や「地味色に差し色を加えること」など
多くのことを学ばせてもらいました。
20代の頃、ずっと購入していました。
 
「買わせる」ための媒体という宿命でありながら、最大限 読者のことを考え、
作り出される流行にただ乗っかること、安易に購入することを否定して
おしゃれをすることの幸せや意味を 教えてくれた、
時間を経ても 繰り返し読み返すことのできる雑誌でした。
ここまで深く掘り下げてくれるものには、その後 出会えていません。
廃刊は本当に残念で、好きなページをファイルしたものと この最終号は、
ずっと残して置こうと思ったのでした。
 
 
『・・(おしゃれとは)、独りよがりの個性を主張することでも、
 自分のスタイルを誰かに誇ることでもなく、ましてや突出したセンスの良さを競ったり、
 やみくもにひとまねをしたりするということでもない。
 自分の中から自然に生まれる喜びや美への感動を外に向かって発露する、
 そのひと固有の感受性が形になったものではないだろうか。』
                   (最終号・光野桃さんの特別寄稿より。)
 
 
まだまだ難しいことも多くて、失敗もするけれど、
自分なりに考えながら、おしゃれを楽しんでいきたいと
改めて思いました。
 
 
 
 
 

ホワイトジュエル・ベア

 
 
夏休みの最後に来てくれたのは、
キラキラ・ラメの表面のベアです・・*

 


 

こちらはサムネイルです。
写真をクリックすると詳細表示となり、
ブラウザの「戻る」で再びこちらの記事に戻ります。
 
 
 
毛糸は、リッチモア「ヴェッキオ」。
芯糸に、ゴールドの細いラメ糸がところどころに丸く巻き付いています。
 
5号かぎ針で編みました。


 
お仲間ベアは、こちらのみなさんです。
ジュエル・ベア
ジュエル×etoffe のベア
ジュエル×ループルのベア
ブラウンのジュエル・ベア
 
 
 


 
瞳は、ブラックのグラスアイ。
お顔と肉球は、ハマナカ「ループル」のホワイトを
2本どりにして、ふんわりとさせました。
鼻の刺繍部分に1つ、編み地のラメを残しています^^*
 
 
座った状態で、高さ約15cmです。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 



  「夜が、とっても涼しいです。
   風邪に気をつけてね。」
 
  少しでも おひるねできるといいね・・*

 
 
夏のお疲れが出ませんように、お大事になさってください。
 
 
 
 
 

P☆snapshots 143

 
 
東京は、台風15号の影響か、
涼しいくらいのお天気になりました。
 
本日最初の登場は、
ブラウン・キャンディー*ベアです。


 「早いね。
  もう変わったんだ。」

 
あたたかい木の幹の色の編み地に、
「etoffe」のホワイトの鼻まわりを合わせたら 落ち着いた雰囲気になり、
小さめの瞳が似合うと思いました。
昨年春登場の 森のこ・ベアと同じカラーです*
 
 
 
アスティファーのベア

 
 「それがね、まだなの。
  また、戻るんですって。」

 
「アスティファー」は芯の太い毛糸なので、毛束感が出ます。
そこで、頭を大きく、手足を細長く、体を小さくして
メリハリをつけ、ファーの向きをランダムにしても、
すっきりと見えるシルエットを心がけて仕上げました。
 
 
 
ベイビーmufone・ベア

「グラデーション・・・*」
 
くるっとした巻き毛の毛糸「muflone」の
赤ちゃんっぽい雰囲気のベアです。
表情はこの、きゅっとしまった口元が 本人の希望でした。
赤ちゃんって、色々なことを よく見ていて、よく分かっていますよね。
そういう表情なのかな、と思いました。
 
 
 
 
おしまいは『三猿』ごっこ^^。
 
見ざる・言わざる・聞かざるちゃん、です。

   
やっぱり長さが足りていませんが^^;
がんばってくれました~*
 
(昨年は、このヒトたちが挑戦してくれました。懐かしいです・・*)
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
髪を短く切りました。
 

このトレーナーとクラッシュドデニムに、
サンダルではなくて、
薄いソールのスニーカーを合わせたくなったのです。
 
 
振り返ってみましたら、
人生の半分以上は 耳を半分出したショート・ヘアだったので、
10数年ぶりに「戻ってきた」感じもします^^。
 
顔や首のラインや 肌色とのバランスを見ながら、
1年くらいかけて、今の自分に合う形にしていけたらいいな、と
思っています・・*
 
 
 
 
 

『ミニオンズ』と模写の宿題

 
 
水曜日に、『ミニオンズ』を観に行きました^^*

『最強最悪のボスに仕えることが生きがいのミニオンたち。
でも、ボスがすぐにいなくなってしまうのが悩みだった・・。』(「Yahoo!映画」より)
 
仲間のため自分のため、常に前向きで無邪気なミニオンたち。
次から次へと飛び出してくる、おもしろくてかわいい姿に笑い続けて、
ミニオンワールドを堪能することができました^^。
 
自分たちの生きがいのためだけに、他のことには見向きもしないで
ハチャメチャに突き進む彼らによって、逆説的に悪は滅びていきます。
しかし、ヒロイックで感傷的な分析は、
違う生き物である彼らの前では、意味をなさないのです。
そういうところも、とても好きです。
 
続編も楽しみです・・^^*
 
 
 

 
近所で、中1生の夏休みの宿題の最大難関と言われている 模写は、
シャガールの「旅する人」です。
4Bの鉛筆で下絵を描いた後、水彩絵の具で塗ります。
 
毎年みんな苦しむのよ、と先輩ママから聞いてはいましたが
・・やっぱり大変そうでした^^;
ふわっとかすれたような質感を水彩絵の具で表現するのは難しいから、と
下絵のコピーを何枚も取って練習しながら塗り、全部で2日半かかりました。
 
私は、美術のことは全く分からないので、
初めての夏休みに 高度な内容が出たことに驚いたのですが、
苦しみながらでも描いていけば、最後には、それなりにですが
似た感じに仕上がるものなのですね。
大切なのは、試行錯誤しながら自分なりのやり方を見つけることなのかも
しれないな、と思いました。
 
また、シャガールの絵は、
人の描きかた(体や顔の傾けかたや表情)に違和感があって
なんとなく怖い気がして 苦手だったのですが、
今回、少し離れたキッチンから様子を見ていて、
色が浮かび上がるようにきれいなことに気づきました。
 
美しさの理解は、共感だけではないのですね。
この点で自分は、「頑なで良い」と思い過ぎていたかもしれないです。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
*夏休みのお知らせ*
 
来週8月18日(火)、20日(木)、22(土)は、
更新をお休みさせていただきます。
この間、パソコンをメンテナンスに出しますので、
すみませんが、メールのお返事には数日お時間をいただきます。
よろしくお願いします。