P☆Happy Christmas ! 2016

 
 
レオニードと竹くんが発って、
 

 
 
 
 「行ってきます*」
 「みなさん、良いお年を。」
  

 
 
 
サンタさんとシマトナくんも、
ここを完全に閉じる前に、と 一緒に発って、
 

 
 
 
 「プレゼントを
  届けられなかったら
  大問題なんじゃ。」   

元気でな★
 
 
 
シュンも、
お世話になっている会社のクリスマス会に、
くまネコくんたちと 出掛けたので、
 

「歌の出し物をするんですよ♪」   
 
 
 
 
今年は、3人とベアたちとの、小さなクリスマス会になりました。
 
 

(大岡山Himmelの「柚子のシュトーレン」。おいしかったです・・*)
 
 
 
 

 
 
 
 
 「サンタさんのプレゼント、
  なにかな~♪」
 「わくわくするね☆」

 
離れていても、同じ楽しい気持ちで繋がっていることの 幸せ。
 
 
 

 
 
 
 
 「楽しいね。」
 「嬉しいね。」
 「優しい空だね・・*」

 
穏やかなひとときを 過ごすことができました。
 
 
 
 

 
みなさまのところで、幸せがたくさん輝きますように。
 
 
 
メリークリスマス。
そして、良いお年をお迎えください。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
*昨年までの「P☆Happy Christmas!」はこちらです。
P☆Happy Christmas! 2012
P☆Happy Christmas! 2013
P☆Happy Christmas! 2014
P☆Happy Christmas! 2015
 
 
 
*1月6日(金)まで、冬休みをいただきます。
 新年は、1月2日(月)にご挨拶を更新します。
 よろしくお願いします。
 
 
 
 
 

外の世界へ (P☆snapshots 172)

 
 
そして 冬至の昨日、
レオニードも、旅立っていきました。
 
 
 

 
 
 
 
 ・・という
 ことなんですけど・・


 
「ぼく、どこへ行ったらいいのか、わからないの・・。」
 
 
 
 
 
内側の 深いところへ と、
 
 

 
 
 
 
 
 「届いたんだ・・!」
 「・・ああ。」
  

 
 
 
 
 いくつもの季節の力を借りて、ぼくたちみんなで送り続けた光が、ついに -。
 
 
 

 
 
 

 
「それなら ぼくと、外の世界に出てみないか?
 一緒に、ユリのところへ行こう。 カイトさんの ふるさとだよ。」
 
 
 
 

 
 
 
 ユリちゃんのいるところ・・
 カイトのふるさと・・

 
 
 
 

 
「素敵だね・・! レオ*」
「行っておいでよ・・!」
    
 
 

 
「ここは大丈夫。しっかり守っておくからさっ☆」
 
 
 
 
 

 
 
 外の世界。
 この毛糸の家の、外の・・。

 
ありがとう、みなさん・・!
「ぼく、行きたいです~!!」
 
 
 
 
 
こうして2人は、短いお茶会のあと 日が暮れる前に、
シマトナくんとサンタさんとともに出発し、
 
 

 
 「どう・・?」
 「バブルの方法だと はやいね。
  ポラリスのほうも、OK!」
  

 
 
 
シュンとバブルとで 我が家を、
ポラリスとの回路を含めた 外の世界から’閉じ’たのでした。
 
 
 
 
 

笑顔で。

 
 
早いもので、来週末はもうクリスマス。
2016年も 残り2週間になりました。
 
 
今週は、急きょ 自分用のスヌードを作りました。
ずっと編んでいた Opal「フンデルトヴァッサー」の
模様ができていくのが楽しくて、すっかりはまってしまい、
気付いたら二巻きを超えていたので、
ロングマフラー(2玉です^^*)に変更することにしたのです。
 
 

 
毛糸は、大好きな「スターメツィード」のグレーです。
今回は、ダッフルコートに似合う形を、と思いまして、
ざっくりした印象を目指して2本取りにして、8号棒針で編みました。
作り目は28目、両脇3目ずつ(計6目)表編み、二目ゴム編み22目です。
高さ約13cmで、私にはちょうど良い高さです。
 
合わせて髪型も昨日、前髪はついに眉をギリギリ出して、
初のベリーショートにしました^^。
ダッフルコートにはかわいらしいイメージもあるので、
他を辛口にしたら、バランスが取れそうだと思ったのです。
あとは、デニムとスニーカーを合わせて、
ずっと似合わなかったダッフルコートを
今年こそ 活躍させたいです。
 
ダッフルコートの、独特のシルエットが大好きです。
憧れは、オールドイングランド。
いつか、20年後くらいには、颯爽と着こなしていたいなぁ・・*と
思っています。
 
 
 
 

 
 
今年も、さまざまなニュースがありました。
嬉しいニュースもありましたが、
障害者殺傷、子供の虐待、いじめ、大学生の性犯罪など、
自分以外の人を尊重できない人が起こした悲しい事件が多かったことが残念で、
何かできることはないかと、考え始めた年でもありました。
世の中が少し、「自分さえよければ」の方向に強く振れている気がします。
 
ずっと、家庭と子育てが中心の日々を送ってきましたが、
40代なかばを過ぎて50歳に向かっていくにあたり、
これからは、小さくても、少しずつでも、
人の心の問題を解決できるような具体的な行動を起こしていきたいです。
特に、小さな子供たちに、
自分だけではなくみんなが笑顔でいられることの幸せを伝えられたらと、思います。
 
 
 
今年も、お付き合い下さいまして ありがとうございました。
みなさま どうぞ 良いお年をお迎えください。
 
 
 
 
 

Lupo のベア・ふたたび

 
 
私は、パラレルワールドに ’行けない’子供でした。
 
親や先生の期待に背いたら、社会できちんと生きていく大人になれないと、
幼い頃からずっと、信じていたからです。
 
 

 
周囲の大人に喜んでもらうためには、努力と我慢の積み重ねが重要で、
今いるところでさえ、日々をいっぱいいっぱいの思いで生きているのに、
別の世界に渡ってまた 一から積み上げるなんて、考えるだけで足がすくみました。
「期待に応えなくても良い世界」のことなど、
想像することさえ できませんでした。
 
だからシュンには、人生の主導権がその手の中にあることを、教えたかったのです。
 
 
 
 

 
 高さ、よし^^。
 「今年のスヌード、完成!」

 
 
この世界にやってきた 初めのうちは、ただ安堵していました。
慣れてくると、編み続けられる喜びが じわじわとこみ上げてきました。
そして、自分の作ったベアたちが 動いておしゃべりするという
子供のころの憧れが実現したことも嬉しくて、夢中になって編んできました。
 
でも この先は・・・。
 
 
答えが出せないまま、考え続けています。
 
 
 
 

 
 あっ、いたいた!
 「カズキ~*」
 
 「おかえり、レオ。」

 
 
 

 
 じゃーん!
 「来てくれました~☆」
 
 「ただいま。」

 
 
「・・・・!!」
 
 
 
 
彼は、Lupo のベア
昨年の私の誕生日に 来てくれたベアです。
 
その腕に、おひさまの光を集める力を持つルーポは、
その力でコンちゃんと私たちを助けてくれたのですが、
深い森ではない我が家にいると、どうしても光を集め過ぎて
あたりを厳しい暑さにしてしまい、
また、彼自身もそのことで心身ともに参ってしまって、
夏の終わりに、ポラリスの湖のそばのふるさとへ 戻って行ったのです。
 
まさか、こんなに早く再会できるなんて・・。
 
 

 
 
 
「瞳を この、雲のひとと同じものに替えてくれるかな?
 そうしたら、ぼくはここにいられるんだ。」
「わかったわ。」
 
 
 
再会できるなんて・・。
 
 
 
 

 
 「よろしくね。」
 「まかせて。」

 
 
 

- ・・ねぇ カズキ、 ぼくは、
 雲のひとと 空と海のひと、そして、今回の太陽のひとのことをずっと見ていて、知ったんだ。
 「悲しみ」と「怒り」は同じもので、その背中には「愛情」がぴったりと張り付いていることを。
 
 そう、表と裏なんだ、これも。都合よくコントロールすることは難しいんだ
 

 
 
 

 
 「強すぎるかな・・?」
 「大丈夫。
  片目だと そう見えるのよ。」

 
 
 

 だから、互いに、ありのままの相手と自分を大切に思うほどに、
 「悲しみ」や「怒り」の種である「違和感」のようなものが生まれやすくなるのは、
 きっと、自然なことなんだね。
 
 大切なのは、どうやって「違和感」を受け入れ、向き合うかということ。
 ぼくはもう一度、カズキとみんなと、話したいと思ったんだ・・。

 
 
 

 
 「ありがとう・・!」

 
 
 

-・・本当に そうね。その通りだと思う。
生きていくことは、世界にたったひとりで立ち向かうことでありながら、
心が真に求めるものは、他者との深い関係性なしには 見い出し得ない。
どう向き合えば良いのか、私もずっと、考え続けているんだ・・。

 
 
 
帰ってきてくれて、ありがとう。
私も、ルーポと みんなと、話したいです。
 
 
 
 
 
*『さよなら ルーポ (P☆snapshots 144)』はこちら
 『さよなら、ルーポ。』はこちらです。
*これまでのお話『ポラリスの物語』は、こちらです。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
思い出した・・。
ルーポは、ぼくが、 ’コンちゃんのために’ 作ったヒトだ。
 
 
 

 

 
「ぼく ・・・行かなくちゃ。」
 
 
 
 
 

冬の訪れ・2 (P☆snapshots 171)

 
 
月曜日の朝、母とイチョウを眺めていたら、
突然、レオが起きて走ってきて、
 

 
ソファに飛び乗るなり、こう言った。
 
 
 


 
「ぼく、わかったの。 ぼくは、怒っているんだ!
 カイトは、ひどい! 何も言わずにいなくなるなんて、ひどい!!」
 
 
 
 
そして、みるみるうちに 耳が逆立ち、
 
 

 
 
 
 「ぼく、
  ショックだった!!
  すごく悲しかった!!」

 
 
 
 
あたりを含めて真っ赤になって・・
 
 

 
 そうなの!
 
 「ぼく、
  本当は
  怒ってるんだ!!!」

 
 
 
 
・・そのあと、
 
 

 
 
 「スイッチが切れたみたい。」
 「えーっ?!」

 
動かなくなった。
 
 
 
 

 
そして 一昨日、ふたりめの 冬のひとがやってくると、
今朝になって、突然 起き上がり、こう言った。
 
 
 

 
「今度カイトに会ったら、ぼく、ちゃんと怒ることにしたよ。」
 
 
 
そこからは、  
 
 


 
 良かった・・*
 「おやつも もう、
  大丈夫なんだね。」
 
 「うん。ありがとう~*」

「はい、これはコンちゃんね*」
 
 
 
よく動いて、おしゃべりして、笑う、
元通りのレオだった。
 
 
 
 
 


 
 「行ってきます。」
 「暗いから、気をつけてね。」

 
 
・・そうだね。確かにあれは ひどかった。
ぼくも、ひとこと文句を言うことにしよう。
 
信じることと、無条件に受け入れることとは別だから、
嫌なことを「嫌」と伝えるのは、大事なことなんだね。
 
 
 
 

一年ぶりじゃのぉ~★
 
本当に 寒くなったなぁ。
クリスマスも、もうすぐだ。
 
 
みんな、元気に過ごせますように。
    
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
「きみたちにとって、『冬』といえば・・?」
 

 
「・・同じかな。『孤独を見つめる』。」
「・・私も。」   
 
 
 
*「冬の訪れ・1」はこちらです。
 
 
 
 

枯葉色のベア

 
 
先週の冬色のベアに続いて、毛糸「muflone」のベアが来てくれました。
 


 

 
 
 
毛糸は、リッチモアの「ムフローネ」。
くるっとかわいい巻き毛の毛糸です。
 

 
5号かぎ針で編みました。
 
 
 

 
瞳は、ブラックのグラスアイ。
鼻まわりと肉球は、ハマナカ「etoffe」のホワイトです。
 
 
座った状態で、高さ約16cmです。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 

 
 
 - 鼻は、ご希望通り
  横に細長く、ね。
  お耳は、このあたり?
 
 - ありがとう。
  この大きさも 好きよ。

 
 
「レオちゃんの様子はどう?」
「もう少しかかりそう、かな・・。 でも、たぶん大丈夫よ。」
「・・良かった。
 心配はあったけれど、『今、必要なはず』ってみんなで相談して決めたのよ。」
「それは、『冬の厳しい寒さ』・・・?」
「ええ。 深く潜るために、きっと必要なの。」
 
 
「・・届くと思う。 ありがとう。」
 
 
 
 
 

冬の訪れ・1 (P☆snapshots 170)

 
 
- きれいな冬空だな・・。
 『大部分がポラリスと似ている』って、本当なんだ。
 
冬色のベア

 
 

 
 
 
 
「あのね、考えてみたんだけれど・・
 

 
 

 
 ぼくは やっぱり、怒っているわけじゃない気がするんだ。」
 
 
 
メインクーン・ベア


 
 
 「・・と いうことは、
  悲しいのかしら?」

 
 
 

「・・悲しい、のかな・・。」
 
 
 
 
森の緑のメインクーン・ベア


 
 
 「辛いの?
  それとも、さびしい・・?」

 
 
 

「違う、気がする・・。」
 
 
 
エルモのベア


 
 「じゃあ、教えて。
  レオちゃんは今、
  どんな気持ち?」

 
 
 
 

「ぼくの、気持ち・・・?」
 
 
 
- 考えたこと なかった・・・。
 
 
 
 
え・・っと、

 
「・・カイトには、カイトの理由があると思うから、好きなようにしてほしいし、
 シュンは、カイトのこと信じてるって・・・。」
 
 
 
- ちがう。それは、カイトの理由だし、シュンの考えかた、だよね。
 
 
 
  ぼくの 気持ち。
 
   ・・わからない。 ぼくは今、どんな気持ちなの・・?
 
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
「バブルくんは、『冬』といえば 何だと思う?」
 

 
「・・さくら。
 桜の芽は、ここからの寒さを耐え抜いて、美しい花を咲かせるんだよね。
 きみの大切な友だちが、教えてくれた。」
 
「覚えていてくれたんだ・・。」
「もちろん☆」
 
 
 
 
 

冬色のベア

 
 
12月の最初にやってきてくれたのは、
枯れ枝色の、優しい男の子ベアでした。
 
 


 
 

 
 
 
毛糸は、リッチモアの「ムフローネ」と
ユニバーサルの「アルパカループ」です。
 

 
ループがみっちり詰まった表面にしたかったので、
ループ毛糸2種類を2本取りにして、5号かぎ針で編みました。
 
 
 

 
瞳は、ブラックのグラスアイ。
鼻まわりと肉球は、ダルマの「手つむぎ風タム」のホワイトです。
 
 
座った状態で、高さ約17cmです。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
怒る・・・?
なぜ・・・?
 

 
 
「ぼく、だれかに怒ったりなんて しないんだけどな・・。」
   
 
 
 
 

トートバッグを作りました*2

 
 
先週に続いて、トートバッグを2つ作りました。
1つは、前回の最後にご紹介したウールのもので、
もう1つは、大きなトートバッグです。
 
 
    
 
左側は、表をウールのみ、裏をデニムにして、
右側は、帆布を正方形にカットしたものとデニムを組み合わせて、作りました。
どちらにも、前回使用した9オンスのデニムを、製品後の色落ち防止のために
しっかりめに洗った後、使用しています。
 
 
 
1.ウールのトートバッグ
 
前回の2つのトートバッグが、色や柄で主張するタイプのものでしたので、
今回は、静かな色味の、昨年購入したハイカットのコンバース、ブラックモノクローム
似合いそうな生地を選びました。
濃紺色の細いヘリンボーン柄です。カラフルなネップが 星を散りばめたようで、
コンバースの星とお揃いなのです^^。
 
持ち手も含めて、全てに厚めの接着芯を貼りました。
また、前回のタイベックのトートバッグを作る際、使用しない外側のポケットを省いたら、
思いのほか 作業時間が短縮できたので、今回もなしにしました。
ポケットは内側のみです。
 
 
 
ウールは、生地自体に弾力があるためか、
縫い目の感覚が狭いところが、ぷくっと浮き上がって かわいいです。
 

 
 
底の三角形マチも、角を出したら自然に浮き上がってきたので、仕上げが楽でした。
途中のアイロンは、てかりが出ないように、浮かしスチームを慎重にあてました。
 

 
 
内布のデニム生地です。ほどよく ぴんと張ってくれて、安定感が出せました。
底板のベルポーレンはブラックです。
 

 
持ち手は、生地費節約のために、横(縦よりも伸びやすい)方向に取ったので、
伸び止めと形態安定のために、真ん中に一本ステッチを入れました。
 
 

 
内側のデニム生地のおかげで、自立しますし、
角があるものを入れても、表に響かないことがわかりました。
この方法はニットバッグにも使えそうで、良い発見でした^^。
 
季節ものなので、これからたくさん使いたいと思います。
 
 
 
 
2.大きめのトートバッグ
 
小さめのものを3つ作ったら、今度は大きなものを作りたくなりました。
ちょうど、お試し購入した11号帆布のカットクロス10枚セットがあったので、
(なんと、銀河工房さんのものが送料込みで600円です!)
その中から、デニムに合う秋色の4色を選んで、組んでみようと思いました。
 
「ドット絵のイメージなんだ~。」と言ったところ、
「8cmあったらタイルでしょ。」と シュンに笑われましたが大丈夫。ドット絵です。
持ち歩く私に合わせて拡大しているのです^^☆
 
 

 
サイズは、内布の楽しみでご紹介した こちらのバッグを参考にしています。
持ち手の長さ(52cm)が、私の肩にちょうど良く、使いやすいのです。
縦32cm、横48cm、縦と横は8cmの倍数に調整し、マチ10cmにしました。
 
 
 
    
表布1枚あたり、8×8(cm)の正方形に縫い代分1cmを加えたものを18枚、
下に5cm分のマチ(計10cm)を足した8×13(cm)・縫い代同様のものを6枚、
カットして並べて 好きなバランスを確認してから ミシンで縫い合わせ、
裏側に厚めの接着芯を貼りました。
 
 
 

 
内布は、しわ加工と光沢の入った ポリエステルワッシャーで、
底板はホワイトです。
 

 
両面を、異なる柄模様にしました。
 

 
実は最初、「やや使い古した感じも素敵だなぁ」と 渋めのカラーを選び、
デニムも帆布も、それぞれぬるま湯通しをしてしっかり絞ったのですが、さすが丈夫で、
予定と異なり 大変主張的かつ元気に仕上がりました^^;☆
普通に折り込んだマチが10cmしかないにもかかわらず、
上の写真のように自立してしまったくらいです。
びっくりしました。
 
市販のものみたいに、少しずつくたびれて馴染んでいくのか、
変化を見ていくのも楽しそうです。こちらも、どんどん使っていこうと思います。
 
 
 
短い期間に4つも作れて、とっても楽しかったです。
作って使って、を繰り返しながら、いつか自信を持って
好きな人にプレゼントできるくらいの腕になれたらいいな、と思います。
 
 
 
 
 
*本日は都合により、「日々のこと」に変更いたしました。
 よろしくお願いします。
 
 
 
 
 

トートバッグを作りました

 
 
「日常使いの、気軽に持ち歩けるニットバッグを作りたい。」
と、思いまして、
そのためには、編んだ生地を表に使うことを前提にしたときにベースとなる、
しっかりとした布のバッグを作れるように練習しなくては、と考えたのが、
11月3日5日の記事の最後でご紹介した
朱赤の小さな帆布トートバッグを作る きっかけでした。
 
が、びっくりです。
なんと、初めてのトートバッグが、上手にできたのです~!
上記5日にご紹介の、鎌倉スワニーさんの
『いちばんよくわかる バッグ作りの本』のおかげです・・*
 
嬉しくて、他にもいくつか作りたくなったため、当初の目的は しばし休止^^;☆
本日は、こちらの2つのトートバッグをご紹介します。
 
 
  
朱赤色のバッグは、11号帆布で、
ミリタリー柄のバッグは、不織布のタイベックとデニムで作りました。
横に三角形のマチが浮き出ているデザインが好きです^^。
 
*サイズは、横38cm、縦25.5cm、マチ16cm、
 小ぶりな手提げトートバッグです。
*持ち手は、どちらもレシピより1~2cm程度長めにし、
 底には、底板「ベルポーレン(ポリエチレン発砲シート)」2mmを入れました。
 
 
 
1.朱赤の帆布トートバッグ
 
実は、上の写真のトートバッグの最初の完成形は、こうでした。

 
長財布、スマートフォン、化粧ポーチが ゆったりと入るサイズと形が
私にはとても使い勝手が良いです。
そして、底辺をW字のようにたたみ込むマチの作り方は、
横に三角形が浮いてかわいらしい上、自立の補助にもなるのですね。
 
ただ ご覧の通り、
(1)持ち手が11号帆布では4枚重ねてもやや貧弱なことと、
 

内布を、手持ちの綿100%シーチング生地にしたら、こんなふうに
(2)アイロンでも直せないほどシワシワになること、
の2点が気になりましたので、作り直すことにしました。
 
 

内布は、シワになりにくい T/Cの薄いブラックデニムに変え、
持ち手に、イタリアントリコロールカラーのテープを縫い付けました。
 
ベルポーレンの底板は、内布に合わせてブラックにし、
角を丸くカットして そのまま入れました。
汚れたとき等 手入れがしやすいので、内布も底板も縫い付けていません。
 
 

 
トリコロールのグリーンをどちらに持ってくるかで悩みましたが、
持ち手の感覚が広く見える 外側にしました。
そして私は手が大きいので、持ち手をレシピより2cm程度長くしました。
 
トリコロールのラインのおかげで、コートなどを着込んだときに
シルエットをすっきりさせる助けになってくれそうです。
 
 
 
 
2.ミリタリー柄タイベック&デニムのトートバッグ
 
2つめは、不織布のタイベックと、9オンスのデニム生地で作りました。
 
「タイベック」とは、アメリカのデュポン社が開発した、ポリエチレン不織布です。
軽くて、水をはじき、破れにくく、引き裂きに強く、通気性があり、縫製できます。
紙、フィルムおよび布の特性を併せ持つ多目的な製品だそうです。
ただし、135℃で溶けるので、アイロン(中温で150℃位)は使用不可です。
旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社の説明ページ「タイベックとは?」に詳しい解説があります。)
 
 

 
生地は、紙のように薄くて、持った感じも ぺらっとしています。
切りっぱなしでもほつれませんが、強度があるため、切り口でケガをしないよう、
内布をつけて使用するほうが安全だと思いました。
また、一度シワがつくと直せない&使用するとシワがつく、ため
最初から、くしゃくしゃっとシワ付けをして 仕立てていきます。
 
表側の、ドット絵のようなミリタリー柄のプリントが
ハード過ぎなくて使いやすそうだったので、シュンのスイミングバッグ用に購入し、
その余り生地を使いました。
 

 斜め掛けタイプの
 スイミングバッグです。
 40cmのファスナーと、
 撥水加工した内布をつけています。

 
 
持ち手は、デニム生地と縫い合わせて作りました。
 

 
デニムが厚地なので、念のため16号ミシン針を使用しました。
穴がやや目立ち、一度開くと こすっても塞げないので、
縫い直しと待ち針打ちをしないように 気をつける必要があると思いました。
 
 

内布は、T/Cブロードのカーキ色。
シワ付けしたタイベックは柔らかくて、
帆布と違って 荷物を入れないと自立しないため、
上部が安定するように いぶしカラーのマグネットホックを付けました。
底板は、ホワイトです。
 
 

 
びっくりするほど軽いです。
全体にシワの入った不思議な表面も 好きです。
シワから、破れやスリ傷が発生しないかが少し心配でしたが、
2回持ち歩いたところでは 問題ありませんでした。
さすがデュポンだなぁ!と思いました。
 
 
 
次は、明日から、ウールの生地で作ります^^♪
 

カラフルなネップ入りの細いヘリンボーン柄です。濃紺色です。
表に見える部分は、持ち手も底あて布も全て同じ生地にします。
接着芯は貼りますが、柔らかいウールで表の全面を作るので、
内布を、上のタイベック生地と合わせた9オンスのデニム生地にして、
強度と安定感を出せるかどうか、試してみようと思っています。
 
 
 
同じ形でも、生地によって 雰囲気の違うバッグになるところが面白いです。
さまざまな色、柄、素材のものを、たくさん作りたいです^^*