トートバッグを作りました
「日常使いの、気軽に持ち歩けるニットバッグを作りたい。」
と、思いまして、
そのためには、編んだ生地を表に使うことを前提にしたときにベースとなる、
しっかりとした布のバッグを作れるように練習しなくては、と考えたのが、
11月3日と5日の記事の最後でご紹介した
朱赤の小さな帆布トートバッグを作る きっかけでした。
が、びっくりです。
なんと、初めてのトートバッグが、上手にできたのです~!
上記5日にご紹介の、鎌倉スワニーさんの
『いちばんよくわかる バッグ作りの本』のおかげです・・*
嬉しくて、他にもいくつか作りたくなったため、当初の目的は しばし休止^^;☆
本日は、こちらの2つのトートバッグをご紹介します。
朱赤色のバッグは、11号帆布で、
ミリタリー柄のバッグは、不織布のタイベックとデニムで作りました。
横に三角形のマチが浮き出ているデザインが好きです^^。
*サイズは、横38cm、縦25.5cm、マチ16cm、
小ぶりな手提げトートバッグです。
*持ち手は、どちらもレシピより1~2cm程度長めにし、
底には、底板「ベルポーレン(ポリエチレン発砲シート)」2mmを入れました。
1.朱赤の帆布トートバッグ
実は、上の写真のトートバッグの最初の完成形は、こうでした。
長財布、スマートフォン、化粧ポーチが ゆったりと入るサイズと形が
私にはとても使い勝手が良いです。
そして、底辺をW字のようにたたみ込むマチの作り方は、
横に三角形が浮いてかわいらしい上、自立の補助にもなるのですね。
ただ ご覧の通り、
(1)持ち手が11号帆布では4枚重ねてもやや貧弱なことと、
内布を、手持ちの綿100%シーチング生地にしたら、こんなふうに
(2)アイロンでも直せないほどシワシワになること、
の2点が気になりましたので、作り直すことにしました。
内布は、シワになりにくい T/Cの薄いブラックデニムに変え、
持ち手に、イタリアントリコロールカラーのテープを縫い付けました。
ベルポーレンの底板は、内布に合わせてブラックにし、
角を丸くカットして そのまま入れました。
汚れたとき等 手入れがしやすいので、内布も底板も縫い付けていません。
トリコロールのグリーンをどちらに持ってくるかで悩みましたが、
持ち手の感覚が広く見える 外側にしました。
そして私は手が大きいので、持ち手をレシピより2cm程度長くしました。
トリコロールのラインのおかげで、コートなどを着込んだときに
シルエットをすっきりさせる助けになってくれそうです。
2.ミリタリー柄タイベック&デニムのトートバッグ
2つめは、不織布のタイベックと、9オンスのデニム生地で作りました。
「タイベック」とは、アメリカのデュポン社が開発した、ポリエチレン不織布です。
軽くて、水をはじき、破れにくく、引き裂きに強く、通気性があり、縫製できます。
紙、フィルムおよび布の特性を併せ持つ多目的な製品だそうです。
ただし、135℃で溶けるので、アイロン(中温で150℃位)は使用不可です。
(旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ株式会社の説明ページ「タイベックとは?」に詳しい解説があります。)
生地は、紙のように薄くて、持った感じも ぺらっとしています。
切りっぱなしでもほつれませんが、強度があるため、切り口でケガをしないよう、
内布をつけて使用するほうが安全だと思いました。
また、一度シワがつくと直せない&使用するとシワがつく、ため
最初から、くしゃくしゃっとシワ付けをして 仕立てていきます。
表側の、ドット絵のようなミリタリー柄のプリントが
ハード過ぎなくて使いやすそうだったので、シュンのスイミングバッグ用に購入し、
その余り生地を使いました。
斜め掛けタイプの
スイミングバッグです。
40cmのファスナーと、
撥水加工した内布をつけています。
持ち手は、デニム生地と縫い合わせて作りました。
デニムが厚地なので、念のため16号ミシン針を使用しました。
穴がやや目立ち、一度開くと こすっても塞げないので、
縫い直しと待ち針打ちをしないように 気をつける必要があると思いました。
内布は、T/Cブロードのカーキ色。
シワ付けしたタイベックは柔らかくて、
帆布と違って 荷物を入れないと自立しないため、
上部が安定するように いぶしカラーのマグネットホックを付けました。
底板は、ホワイトです。
びっくりするほど軽いです。
全体にシワの入った不思議な表面も 好きです。
シワから、破れやスリ傷が発生しないかが少し心配でしたが、
2回持ち歩いたところでは 問題ありませんでした。
さすがデュポンだなぁ!と思いました。
次は、明日から、ウールの生地で作ります^^♪
カラフルなネップ入りの細いヘリンボーン柄です。濃紺色です。
表に見える部分は、持ち手も底あて布も全て同じ生地にします。
接着芯は貼りますが、柔らかいウールで表の全面を作るので、
内布を、上のタイベック生地と合わせた9オンスのデニム生地にして、
強度と安定感を出せるかどうか、試してみようと思っています。
同じ形でも、生地によって 雰囲気の違うバッグになるところが面白いです。
さまざまな色、柄、素材のものを、たくさん作りたいです^^*