ご挨拶

 
 

今日は、満月でした。
 
 
 
いつも お越し下さいまして、ありがとうございます。
 
昨日、7月8日の記事を持ちまして、
5年余り続いた『ポラリスの物語』が終了いたしました。
私とシュンは、もとの、暮らしていた世界に戻ってきました。
 
 
 
ある日、思いもよらない事件に巻き込まれたことで、
私は、テディベアを編むことができなくなったのですが、
幸いなことに、その直後から
別の世界で 編み続けられるようになりました。
 
気持ちを立て直すまでの日々は、長く厳しいものでしたが、
守られた『毛糸の家』の中で ベアを制作し、ブログを書き、
ベアたちを通じて おまつりに参加することで、
みなさまから たくさんの温かい励ましをいただき、
乗り越えていくことができました。
 
 
昨年のおまつり直後にカイトが去ったとき、
予想以上に早く戻ることになるかもしれないと、覚悟しました。
やがて、私たちにも その準備が整ってきているのかもしれないと
考えられるようになりました。
 
この場所からは、今はまだ、参加することは叶いませんが、
新しい生活を整えながら、レオニードを待ちながら、
おまつりへ繋がる道を、探し続けるつもりです。
 
 
 
私がずっと憧れていたのは、
「毛糸のテディベア」の世界を通じて、
同じ「好き」を感じ合えるみなさまと繋がりを持つことです。
その思いを叶えられたことは、とても幸せなことです。
私たちを見つけて下さいまして、ありがとうございました。
 
 
これは 発展的なお別れです。
今とこれからの日々を大切にしながら、
再びの みなさまとの出会い、ベアたちとの出会いを
楽しみに待ちたいと思っています。
 
 
 
 

 
 
長い間、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
今後のブログにつきまして
 
ここでの生活が落ち着いた頃に、「日々のこと」などを
不定期で 再開させていただきたいと思っています。
 
 
『ポラリスの物語』は、
最初の2つのみ、物語のプロローグとして残しました。
本日のものを含め、記事数は583ありますが、
来てくれた毛糸のベアたちが私たちに教えてくれたこと、
様々な出来事から学んだこと、得た気づきも
私たちにとって かけがえのないものですので、
その経過を大切にしたいと思いました。
 
 
再び新しい毛糸のベアたちをご紹介できる日のために、
精進を続けます。
 
 
これからも、どうぞよろしくお願いします。
 
 
 
 
 

星と一緒に (P☆snapshots 195)

 
 
そしてぼくたちは、それぞれの 元の世界に戻りました。
 
 
この家、ぼくのもとの家には、
窓の向こうに、大きな竹の林が広がっています。
イチョウの木は、ありません。
 
竹くんが懐かしいと言っていたのは、この家のことなのだと、
ぼくたちのために、’目印’を示してくれていたのだと
気づきました。
 

 
 
 
 
サユもダイちゃんも、ヒロくんも、ここにはいません。
この家のまわりには もともと、
小さな子供は ぼくしかいなかったのです。
 
念のため数日前に「引越しするかもしれない」と 話しておいて良かった。
基地とか、雪だるまとか、ドッジボールとか、楽しかったな・・。
 
みんな、これからも元気でいてほしいと思います。
 
 

 
 
 
 
『毛糸の家』の中にあったものは、
確認できたところでは、全部残っています。
 
ぼくたちの年齢も、時間もそのままです。
ぼくは 中学3年の受験生(げー・・)で、母は ぼくよりも背が低いままで。
 
 
そして、動くことはないけれど、
住み込みベアの4人も残ってくれています。
 

 
 
 
ただ、大きな変化が一度に起こったせいだと思いますが、
面白いバグが1つ、見つかりました。
 
なんと、ぼくのCDプレーヤーの中に、
坂本龍一さんの新しいアルバムCDが もう1枚入っていたのです。
 
母がずっと持っていたものは、ケースごと 同じ書棚にあったのですが、
それとは別に、同じCD『async』が入っていたのです。
しかも、そのケースが見当たらないのです。
びっくりしました。
 
 
そういったバグが、まだほかにも あるかもしれません。
なんだか楽しみです^^。
 
 

 
 
 
 
母は、今はテディベアを編んではいません。
 
でも、「運命のひと」に出会うためにやってくるベアたちのために、
毛糸をたくさん用意しています。
いつでも編めるようにと、練習もしています。
 
 
レオは、「探しに行くよ」と言ってくれました。
竹くんは、この家のことを 感覚で分かってくれました。
 
いつか、きっと。
母と、そう 話しています。
 
 
それぞれが それぞれの’星’と一緒に歩んでいく先で、再び会える日が来る。
ぼくたちは、そう 信じています。
 
 
 
 

 
 
ポラリスの七色のユリのように 消えていった『毛糸の家』。
温かいあの日々の中で、ぼくは たくさんの力をもらいました。
出会った全ての人々、毛糸のテディベアたちに、
心から感謝しています。
 
 
 
 

 
 
今と、そして これからの日々も、
楽しく大切に過ごしていきたいと 思います。
 
 
 
 

 
 
 
 
 

元の世界へ (P☆snapshots 194)

 
 

 
それじゃ、 ぼく、行くね。
竹くん、本当にありがとう。
 
 
 

 
お礼を言うのは ぼくのほうだ。
今まで ありがとう、レオニード。
 
 
 

 
リリさんとユリちゃんにも、お伝えしてね。
うん。『毛糸の家』のみんなに よろしく。
 
 
 
 
 
旅立ちにふさわしい、美しい空だ。
良かった・・。
 

 
いつも 明るい太陽でいてくれた、レオニード。
どうか、望む道を生きて欲しい。
 
きみのどんな選択も、ぼくは応援するよ。
 
 
 
 

 
もう大丈夫だね。 ・・ユリ。
 
 
思いが響き合うとき、世界は変わる。
いつかまた ぼくたちは みんなで、
竹の林の上の、美しい満月を眺めるだろう。
 
 
 
 
 

 
・・そう。 ぼくは、さびしかったんだ。
ぼくであり続けることが。
 
 
 

 
そして、自分から、そのさびしさに 縛られていたんだ・・。
 
 
 

 
やっと、分かったよ。
 
 
 

 
それでも ぼくには、大切なんだ。
ぼくで あり続けることが。
 
 
 
 
 
・・ああ。
 

 
そうか。ポラリスの七色のユリと、同じなんだね・・・。
 
 
 
 
ただいま、『毛糸の家』。
ぼくは、帰ってきたよ。