かぎ針編みの靴下・考 <4>

 
 
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 イチョウの新芽が出ました。
 今年も元気です*

 
 
 
かぎ針編みの靴下・考<3>」でご紹介しました、
「ナイロン混の毛糸」を使用した靴下の着用&洗濯実験の結果、
2足が破れましたので、本日はそのご報告です*
 
 
*結果*
ナイロン混毛糸「Opal」のみを使用した靴下のみ、現在も着用可能です。
他の2足は、今回もそろって3月の終わりに、着用&洗濯22回で、破れました。
昨年(「冬のまとめ」)よりも4回ほど増えているのは、
爪先とかかとをナイロン混毛糸にしたことが効いているのかもしれません。
 
 
*経過*
以下3足の、経過の写真を並べてみます。
11回目(2/20頃)→22回目(3/27頃) の順です。
初回の状態は、前回の「 かぎ針編みの靴下・考<3>」に写真を掲載しています。
 
 
その1.「Opal」のみを使用したもの → 現在も着用可能
 
*11回
 毛玉、形崩れとも少ないです。
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*22回
 毛玉、毛羽立ちが目立ってきましたが、形崩れはありません。
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その2.「Opal」をつま先とかかとに使用したもの →破れました
  他の部分:「ぽかぽかキッズ(アクリル70%ウール30%)」
 
*11回
 白い毛玉が目立っています。形も、横へ広がっています。
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*22回
 親指の下から小指の下まで、アーチ状に破れました。
 つま先は毛羽がかなり出ています(かかとも同様です)。
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その3.「コロポックル」を2本どりで
    つま先とかかとに使用したもの → 破れました
  他の部分:「ラブリーキッズ(アクリル70%ウール30%)」
 
*11回
 毛玉、毛羽立ちとも発生していますが、グレーのためそれほど目立ちません。
 形は、横へ広がっています。
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*22回
 親指の下付近が、擦り切れたように破れています。
 つま先、かかとともに毛羽、毛玉が多く出ています。
 「コロポックル」は破れていませんが、「ラブリーキッズ」から出た毛玉を
 巻き込んでしまっています。単独で使用するほうが良いようです。
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*所感*
(1)「opal」のみのものは、毛玉発生などで いくらか見た目は劣化していますが、
 摩耗がほとんど見られないので、もうしばらくは着用できそうです。
(2)また、「opal」のみのものは、形の崩れも それほどありません。
(3)他の2足は、アクリル&ウールの毛糸から出た毛玉を、ナイロン混毛糸が巻き込んで、
破れていない かかと、爪先ともに見た目が美しくなくなりました。
 
 
以上を受けまして、来シーズン以降の靴下(michiyoさんの引き上げ編みのもの)は、
「opal  X-large」で編もうという気持ちに傾いています。
これだけきれいな表面感が続くなら、高くても がんばって購入する気持ちになれそうです。
最終的には、どれくらいもつかを見て判断したいと思います。
 
唯一の難点は、もともと、かぎ針用には作られていないからだと思いますが、
編み柄の出方が いまひとつ美しくない・・^^; んですよね。
 
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もやもやっとした ミックスグレー杢のレッグウォーマーで、
黒のパンツに対して、あまり唐突にならないようにしてみたのですが、う~ん・・・。
トップスに色や柄物を持ってくるには、かなりの技と勇気が要りそうです^^;
全身を黒、グレー系で統一して アクセントにするのが、いちばん合うような気がします。
 
ロングピッチのグラデーションか、単色のものが出てくれるといいですね・・!
または、「コロポックル」で この太さのものが出てくれたら嬉しいです*
 
 
そして、「おやすみくつした」は、4、5日で洗濯(エマールで)を繰り返したところ、
横へはいくらか延びたものの、まだまだキレイを保っています*
 
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着用感は、もっと緩くてもいい気がします。
来シーズンは、思い切って7号、または8号かぎ針にしてみます。
また、プレゼント用にも、きれいな 好きな毛糸で編むつもりです。
 
 
 
ご報告は、以上です。
「Opal」のみの靴下は、引き続き実験を続けます。
・破れ、もしくは表面の激しい劣化
・暑くて履けなくなりました・・・
の、いずれかの状態になったときに、またご報告したいと思います。
 
応援、ありがとうございました*
 
 
 
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
  Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
 (移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
レオニード ⑦
 
- で、 レオは どうして
  『おひさまみたいなオレンジ色』ってお願いしたの?
 

 
 
 「おイモの色だからだよ~!!」
 シュンがくれるの、
 甘くておいしいんだもん*
 
 
 ♪焼きいも色は、ぼくの色~♪

 
 
- そっかぁ。 はは・・・^^;☆
 
 
 
 

きゆなはれるさんのこと

 
 
高校生のころ、図書館で見つけた 編み物の雑誌で、
外国人の作家さんが、こんなことを話されていました。
 
「ルールは あなたです。 好きなように編めば、それが正解なのよ。」
 
当時、編みたいときには まず本を探し、
思うものに出会えないと、窮屈に感じていた私にとって、
それはとても新鮮な視点で、編み物の奥深さ、広がりを感じられた言葉でした。
 
きゆなはれるさんは 私にとって、
そのことをずっと 体現されている作家さんです。
 
 
 
いちばん好きな一冊はこちらです。
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ポケットティッシュケース、ルームシューズ、カバー、
ブランケット、バッグ など、かぎ針編みを楽しめる作品が載っています。
生活に合わせた、オリジナルの小物を編むためのヒントも 詰まっていて、
眺めるだけで、編みたい気持ちが湧いてきます。
 
 
 
大好きで、いちばんよく編んでいる作品はこちら、
みんなの、まきもの50」に載っているマフラーです。
ステッチニット、というのだそうです。
 
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上の2つは、4年前に編んだものですが、
織物のように軽いので、この冬も活躍しました。
さすがに フリンジ部分がフェルト化してきましたので、
今年は、上の本のポケットティッシュケースの要領で、
ポーチにリメイクするつもりです。
 
 
 
そしてそして、こちらはずっと進行中の、残り毛糸のブランケット。
 
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「残り糸もかぎ針1本で」(廃番のようです・・)の中で 紹介されている、
おばあちゃんが残り毛糸をつないで編んでくれた、というブランケットをまねて、
毎年この時季に、残った毛糸で編んでいます。
5年目の今年は、長さが85cmになりました。
 
毛糸の太さが さまざまなので、きれいな長方形には なっていませんが、
140cmまで編めたら、最後はまた残り毛糸で外周を補正して、
ブラウンのラメ毛糸で、ぐるっと囲んで仕上げたいと思っています。
 
私の、ベア以外の 編みもの記録にもなりそうなので、
色合わせは考えず、毎年時季をきめて、そのときに残っている毛糸を編んでいます。
不思議なことに、長さが増えるとともに、ばらばらな色、表面感も、
少しずつ調和してきた気がします。
何年かかるかな・・* と、考えるだけでも楽しいです。
 
 
 
毛糸のベアの制作方法を、あれこれ試しては 行き詰まっていたころ、
『つくることを楽しもう』と題された、きゆなさんの文章に出会いました。
それは、こんな言葉で結ばれています。
 
『ちょっといびつでも大丈夫。その優しい形がニットのいいところだから。
 大事なのはまずやってみること。 (「かぎ針1本あれば」より)
 
編み物の懐の深さを信じて、楽しんで制作を続けていけば、
毛糸でもきっと、テディベアが作れる。 そう思えて、元気が出ました。
 
 
最近は、単独での著書を出版されていないようですが、
また、あんなふうに温かい、素敵な作品集が読みたいな・・* とずっと心待ちにしている、
大好きな、あこがれの作家さんです。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
ココロは今も、おまつりのなか・・。
 
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私もそうです^^* 楽しかったなぁ・・*
 
 
 
 

一重のスヌード・考

 
 
今年の雪だるま&ピラミッドです。
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 雪だるまの足もとには 翌日、
 ヒロ、サユ、シュンという名前の
 チビだるまたちも誕生しました*

 
 
 
スヌードが大好きで、毎年 いくつも編んでいます。

でもこの冬、私は気付いてしまったのです。
シュンが かなりハードに扱っているという事実に・・ 。


それは例えば、こんな感じです。
1.ねじって巻くときに、びよーんと引っ張る。
2.ヘルメットをかぶったままで巻こう(外そう)とする。
3.振り回して、雪をたたいて遊ぶ。
4.ポケットにぎゅうぎゅうに押し込む。
これでは、せっかくの「スターメツィード」も、数週間でくたびれ果てるはず・・。
 
しかし。
テキは、手乗りの子ザルを脱皮したばかりの11歳。
一進一退の攻防が、続くばかりです。
しかも私には、これ以外にも、
*「ご飯のときに肘をつかない」だの
*「出した本は片付けなさい」だの
*「ランドセルは、すぐに部屋に持っていきなさい
 (油断すると、夜まで洗面所に転がっています・・)」
などなど、繰り返し言わなくてはならないことが、山ほどあるのです。
・・ああ。
 
 
と、いうわけで、どうしたものかと 思い悩んでいましたところ、
1月の ある寒い日の夕方、すれ違ったロードバイクの男性が、私を救ってくれたのでした・・*
 
その人は、フリースのネックウォーマーをしていました。
幅広のそれを、顎のあたりから首元にかけて、
ふわっとたるませているのが、さっぱりとして 素敵で。
 
それまでは、スヌードといえば 二重に巻いて、
柔らかくボリュームを持たせるのが好きだったのですが、
細身のその人の、男の子っぽいシルエットに、
「シュンには、これだ・・・!」と、ひらめきました。
そうです。「ひとえ巻き」のスヌードです。
 
これならば、上の問題も
1.かぶるだけなので、ねじる必要がないですし、
2.ヘルメットの上からは、被れないように作ってしまえばOK♪
3&4.扱いが乱暴で劣化することは 変えられないけれど、
 毛糸量も労力も、二重を編むよりは少ないので、すぐに次のものを編んでやれます。
 
一瞬でしたが それは、運命の出会いでした・・*
 
 
 
さあ、そうと決まれば 編むのみです!
 
まず最初に編んでみたのは、輪針(10号)版。
最後の閉じる手間がなくて、良いと思いました。
毛糸は「スターメツィード」です。
 
こちら  P☆snapshots65 にも登場しています。
サイズは1周約50cm×高さ約17cmで、1玉弱(約40g)使用しています。
上と下のそれぞれ数段を、ガーター編みにして、
くったりと なり過ぎないことを目指しました。
 
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やさしい雰囲気に仕上がりました*
 
ただ2点、気になるところがあります。
・横方向の伸びが、思ったよりも少なく、着脱が しにくい。
・厚みのない編み地(メリヤスの変形)にしたので、縦方向にハリが出ない。
・・ことです。
でも、横に広げれば、首にそえなくなりますので、
伸縮性は、二目ゴム編みで出すことを考えたものの、
私は、その編み方ならば、うねの柄が縦に入る輪針よりも、
横に入る棒針編みのほうが 好きなのです。
 
 
そこで次は、棒針で編むことにしました。
この棒針版も、針は10号、毛糸も同じ「スターメツィード」で。
柄は、三國万里子さんの 木の枝の柄に、市松模様、ガーター、
二目ゴム編み、などを組み合わせて、ボリュームの出方を確認することにしました。
 
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 「わ~い* お仕事だ~♪」

 
サイズは1周約50cm×高さ約14cm。使用量は約35gです。
 
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手でつかめるくらいのサイズです。
が、ここでも気になる点が・・。
 
レオニードには ちょうど良かったのですが、シュンに着用させたところ、
 
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うーん・・。
着用後しばらくすると、下がってきてしまうんですね。
 
これは、毛糸の柔らかさによるものかも しれません。
「スターメツィード」は、いつものふんわり二重巻きに向くと
考えたほうが良さそうです。
 
 
そこで、ハリ、弾力があってチクチク感のない毛糸を、と探しまして、
こちら、野呂さんの「いろ」を見つけました。
 
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ウール75% 絹25%。
ワイルドな外見ながら、絹のおかげで肌触りは良さそうです。
これを、指定号数よりも下の10号で編めば、
弾力感を出せるかもしれないと思いました。
 
野呂さんの段染め毛糸は、たま~に、
色の切り替えが唐突だったりするので^^; 
自分で色ごとに毛糸玉を作って、色の組み合わせを調整しています。
今回も多めに2カセ買い、私の分も編むことにしました。
 
こちらです。初めての、おそろいです^^*
 
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*手前:1周約50cm×高さ約14cm、約70g使用。
    シュンのものは、ブルーとグレーを多くしました。
*後ろ:1周約63cm×高さ約20cm、約115g使用。
    私のものは、黄緑が入るようにしました。
どちらも、30cmの時点で浮かしスチームをあてたところ、7~8cm伸びました。
2人分で、2カセ(計200g)をほぼ 使い切りました。
 
 
着用したら、こんな感じに。
ようやく、顎まで立たせることができました^^*
 
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もう少し たるませても良かったかな・・?
とも 一瞬考えましたが、経験上、
テキが今後も 想定外の引っ張り技を繰り出してくることに備え、
今シーズンは、このまま様子を見守りたいと思います。
 
 
私のものは、こんな感じです。
 

 
上と下を 少しずつ折り込んでいます。
高さ(縦幅)が20cmあると、ふんわり感も出せるのだ、と
いうことが わかりました。
 
 
 
一重のスヌードは、
少ない毛糸量で早く編めてしまうところが、とてもいいと思います*
また太い糸での二目ゴム編みは、ラインがくっきり出るので存在感も出せます。
ポイントは、両端だけは、それぞれ「三目」を同じ編みにして、
生地としての安定感を持たせることだと思います。
 
しばらくは、二目ゴム編みの一重のスヌードを、色々な毛糸で編もうと思います。
ぜひぜひ、ご一緒に~^^*
 
 
 
*呼びかたにつきまして*
 『ネックウォーマー』とするべきか 迷ったのですが、調べましたところ、ネックウォーマーはスヌードの一種とも
 言われているそうですので、ひとまず今回は『一重のスヌード』と呼ぶことにいたします^^*
 
 
 
*「続・スヌード大好き (2013.1.16)」の追記にて、
 仕上がり後に、予想外に伸びてがっかりしないために、
 途中での長さ確認について、ご紹介しています。
 
 
本日は更新日ではありませんが、
「真冬の寒さが続いている間にスヌードのことを書きたいな・・」と思ったら
止まらなくなってしまいました^^。
スヌードもやっぱり大好きです*  編んでいて、とても楽しかったです。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
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 「はるといえば?」
 「三色だんご、です。
  お花見に、行ってみたいですねぇ・・*」

 
 
 
 

かぎ針編みの靴下・考 <3>

 
 
今シーズンもたくさん 編んでいます、
michiyoさんの、かぎ針編みの靴下^^*
他の編み地も編みましたが、私はやっぱり、
引き上げ編みを使ったこのタイプが いちばん好きです。
 

「着こなし上手のニットの普段着」から*
 
 
さて、「かぎ針編みの靴下」については これまで、下の3つの記事で、
ウール100%、メリノウール100%の毛糸製のものの着用&洗濯による変化と、
普通洗濯可&低価格の毛糸(アクリル&ウール)製のものの耐久性について調べ、
ご報告しました。
かぎ針編みの靴下・考<1>
かぎ針編みの靴下・考<2>
冬のまとめ -風邪と靴下と私-
 
 
この冬から春にかけては、
「ナイロン混の毛糸」を使用した靴下の耐久性を着用&洗濯実験して、
この2点について、自分なりの結論を出したいな、と考えています。
 
1.ウォッシャブルで価格の安い毛糸(アクリル&ウール)と比べて、
 高価格のナイロン混毛糸には、どれくらいの優位性(見た目と耐久性)があるか。
2.ナイロン混毛糸を、劣化が早い部分(つま先、かかと)に使用することにより、
 ウォッシャブル毛糸のみの使用から、耐久性を上げることはできるのか。
 
 
本日は、明日からスタートする予定の、
着用&洗濯実験に使用する靴下をご紹介します。なお、
 *ひとりで行っているため サンプル数が極端に少ない点
 *編み柄(形状)が特徴的なため、必ずしもすべてのかぎ針編み靴下に
  あてはまるものではない点
 *歩き方のクセ、足の形に爪の長さ、等個人差があります点
を ご了承ください*
 
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 「シマトナくん」も
 ご覧くださいまして、
 ありがとうございます~^^*

 
 
 
ナイロンは、とても丈夫な繊維で、引っ張り、摩耗、折れ曲げに強いという性質があります。
そのため 身近なものでは、スポーツウエアやかばん等によく使われています。
また、綿やウールなどの糸に混ぜることにより、
それらの糸の持ち味(吸水性や保温性など)をある程度活かしながら強度を増す、といった
使われ方もしています。
 
しかし、そうして作られた「ナイロン混毛糸」は、その製法の難しさ
(ムラなく染めたり、色落ちしないようにするための管理が 特に難しいのだと思われます)から、
毛糸にすると、価格が高くなります。
特に手編み用毛糸は、大量生産(工場生産)用に比べると圧倒的に消費量(買い手の数も・・)が
少ないため、1玉にかかるコストが、どうしても大きくなってしまうのです。
 
でも 大切に編んだ靴下ですから、できるだけ長く、きれいな状態で使用したいですし、
そのためには過去の実験から「ナイロン混毛糸が必要」と思われます。
 
ですので、思い煩うことなく潔く買える大人になるためにも、今回の実験、
しっかりがんばっていきたいと思います^^*
 
 
 
今回、私が使用したナイロン混毛糸は2種類で、
Opal 靴下用毛糸 X-large ウール75%ナイロン25%
  (150g 320m 1玉を、1600円程度で購入)
  ウォッシャブルです。
ハマナカ「コロポックル」ウール40%アクリル30%ナイロン30%
  (25g 92m 1玉を、280円程度で購入)
  手洗いorドライです。
(Opalの日本語説明サイトがないため、どちらもAmazonにリンクしています。)
 
「コロポックル」はそのままでは、他の2足に比べて細いので、2本どりにしています。
ただ全部をそれで編むと価格が高くなりすぎ、実用向きではなくなることと、
普通洗濯での劣化を比較したいという理由から、今回は「部分使いのみ」としました。
 
また、私は 太めで早く編めるタイプが好きなので、このような糸選択にしていますが、
「コロポックル」1本取りの、michiyoさんの編み図もあり、そちらは繊細でかわいらしい
編み地に仕上がります。『ニットマルシェ vol.16』に掲載されています。
1足3玉強(80g・材料代1000円程度)のようです。
 
 
 
実験用靴下は、以下の3足です。 全て6号かぎ針を使用しています。
毛糸の使用量は1足あたりのものです。
なお、滑り止めについては、ナイロンは摩擦に強いからか、それほど滑らないことと、
私自身、この靴下に慣れてきましたので、今回は「なし」にしました。
 
 
1.「Opal」のみを使用したもの(Opal:約120g)
ナイロンは滑らないので、編むのに時間がかかりました。
かたい糸ですので、指もちょっと痛くなりました^^;
 
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その2.「Opal」を部分使用したもの(Opal:約35g)
「Opal」を、つま先とかかと、そして緩まないかを確認するため、足首の最後の1段に使用し、
他は、ハマナカのウォッシャブル「ぽかぽかキッズ(アクリル70%ウール30%)」にしました。
(「ぽかぽかキッズ」の紺色が途中でなくなりましたが、正月休みのためやむなく 茶色で続行。美しくないです^^;)
 
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その3.「コロポックル」を2本どりで 部分使用したもの(コロポックル:約20g)
「コロポックル」を、つま先とかかとに使用し、
他は、ハマナカのウォッシャブル「ラブリーキッズ(アクリル70%ウール30%)」にしました。
2本取りのため厚みが出たからか、かかと部分がやや横広がりの仕上がりになりました^^;
 
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以上の3足を 毎日交代で着用し、洗濯機で他の衣料と一緒に洗濯後、屋外にピンチで干します。
4月中旬ごろまで約3か月ありますので、それぞれ週2回着用するとして、24回は試せる計画です。
応援のほど、よろしくお願いします^^*
 
 
 
でもでも やっぱり「好きな毛糸で、見た目だけを追求したいな・・。」という希望も
捨てきれずにいたところ、年末に 足の冷えのことを美容師さんと話していて、
ゆるゆるソックスを履くとよく眠れる、ことを知りました。 なるほど~☆!!
 
・・と、いうわけで^^* 野呂さんの毛糸で編んでみました。
弟のスヌード用に購入した「オーロラ」です。
シルクが20%も入っているので、かかとにも良さそうです。
 
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こちらを 仮に「おやすみくつした」と命名しますと、私が考えるその特徴は下の通りです。
 1.夜寝るとき、布団の中だけで履くものとする。
 2.ゆる~く編んですき間から熱が逃げるように、また、締め付けず脱ぎやすくする。
 3.頻繁に洗わなくていいので劣化が緩やか。
 4.分け洗い、手洗いもそれほど苦にならない。
 
 
 
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 きれいな色合いの毛糸も 楽しいな・・*

 
これならば、ちょっと高級な毛糸、凝った毛糸で編んで、
プレゼントにすることもできそうです*
こちらも試してみて、次回、一緒にご報告したいと思います。
 
 
 
それでは、明日からがんばります^^!
 
 
 
 
 
*化学繊維メーカーで新人の頃、ナイロン糸の製造工場に勤務しました。
 以来ずっと愛しています・・^^*
 「ナイロンの思い出」、お読みいただけましたら 嬉しいです。
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
 Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
 (移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
みんな大好き、芋きんとん。
 
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 「おイモだぁ♪」
 はやくはやく~!
 
 「大好物だもんね。
  たくさん あげるよ。」

 
 
できたても、おいしいですよね^^。
 
 
 
 

冬のまとめ - 風邪と靴下と私 –

 
 
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 この数日で、
 イチョウの新芽が
 一斉に出ました。
 すごい生命力です。

 
 
4月も10日になりましたが、なかなか「すっきり、春♪」とは なりません。
・・・なぜでしょうか。

思うにそれは、私がこの冬を、きちんと総括していないからです。
 
昔読んだ、海外のSFに、
「世界は 個々人の幻想の産物であり、精一杯、生きて動いているつもりでも、
実際には誰もがみな、カプセルの中で平和に夢をむさぼっているのだ。」
という物語があり、衝撃を受けました。
 
やはり、『まとめ』なくして本当の春は来ないのでしょう。
 
 
・・と、いうことで^^* 本日は、この冬の
1.風邪
2.かぎ針編みの靴下
について、まとめたいと思います。
 
 
 
1.風邪
 
我が家に立ちはだかる壁の1つ、「風邪」に
(詳しくは「冬は、風邪」をお願いします^^*)、
私は今年も立ち向かい、そして、最後の最後に 敗れたのでした・・。
 
ええ、3月1日、
春が来た*ベア」を仕上げたときまでは、確かに元気でした。
 
ところが その晩、夜中の3時頃に、
激しいくしゃみで目が覚め、目がかゆくなり、眠れなくなり、
ついに3月3日の夕方、寝不足による疲労から
「のどスプレー」では抑えられないほどの炎症とだるさで、寝込んでしまいました。
そうです、敗因は、花粉症・・。
 
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ちゃんと薬を買ったのに、今年は「ものすごい」と聞いていたのに、
1日2回飲むべきところを、「まだ1回で大丈夫」と油断して、
花粉が大量に飛散し始めたとたんに、眠れないほどの症状に陥ってしまい、
いっきに体力を失ったのでした。ああ・・。
 
しかし、くじけません。 次こそは がんばります・・*
 
 
 
 
2.かぎ針編みの靴下

私は、こちらの4点の着用&洗濯を記録していました。
* メリノ100%
* ウール100%
* ウォッシャブル「ぽかぽかキッズ」
* ウォッシャブル「ラブリーキッズ」
 
シリーズの<>では、1つめの「メリノ100%」のものが、
「見た目でもう履けません」とご報告していましたが、
ほどなく、「ウォッシャブル」シリーズの2足も破れて、着用できなくなりました。
その写真を掲載いたします。
 
 
<ウォッシャブル「ぽかぽかキッズ」>
着用&洗濯17回でだめになりました。
 
かかとの部分は、破れる寸前です。
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親指と薬指の付け根の下の部分が破れました。
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<ウォッシャブル「ラブリーキッズ」>
着用&洗濯18回でだめになりました。
 
上の「ぽかぽかキッズ」とほぼ同じ部分が破れました。
 
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私の歩き方のクセも関係していると思いますが、
ほぼ同時期に破れて、驚きました。
 
 
 
そして、上の4点の中で、現在のところ唯一着用可能なのがこちらです。
 
<ウール100%>
着用&洗濯20回で、暑くなり休止していますが、まだ大丈夫です。
 
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毛玉を取り除く手間は、続いていますが、
見た目はほとんど変わっていません。意外なのですが、
厚みがあるせいでしょうか。
 
 
 
次回は、冬になると思いますが、
「かぎ針編みの靴下・考<2>」でご紹介した
毛糸「コロポックル」を部分使用した靴下の経過をご報告したいと思います。
 
 
 
この冬のまとめ、は以上です。
さあ、明日からは きっと、キラキラの春になることでしょう~^^*
 
 
 
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
  Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
 (移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
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 「そっかあ、良かった*」
 「ついでに、花粉も止めてくれると、
  ありがたいのだが。」

 
が、がんばります・・。
 
 
 
 

かぎ針編みの靴下・考 <2>

 
 
本日は「かぎ針編みの靴下・考 <1>」の続きで、
1. メリノ100%
2. ウール100%
3. ウォッシャブル「ぽかぽかキッズ」
4. ウォッシャブル「ラブリーキッズ」
の、4点の靴下の 着用&洗濯の記録を ご報告します。
 
実は、前回<1>の記事を書いた頃は、次回は靴下が破れたとき、と考えていたのですが、
記録していく中で、それ以前に、見た目の劣化で履けなくなることに気付きました。
 
現在は、それぞれ14 or 15回まで 進んでいます。
破れてはいませんが、表面感に差が出ましたので、順にご報告します。
なお、着用条件等に個人差があります点、ご了承下さい。
 
 
 
1. メリノウール100%のもの
 
<9回着用&洗濯後>

ずっと「エマール」で手洗いモードにしていますが、
かなり毛が出て、見苦しくなっています。
メリノはソフトな分、摩擦には弱いようです。
 
 
<14回着用&洗濯後>

毛玉を取りながら履いていますが、取りにくいです。
全体的に、白い細かい繊維を巻き込んで毛羽立っている印象で見苦しく、
着用は難しいと思われます。
 
 
 
2. ウール100%のもの
 
<10回着用&洗濯後>

前回ご報告の通り、すでにフェルト化しているため、
毛玉は出てきているものの、目立つものを除けばあまり変化はありません。
白い部分には くすみが出ています。
 
 
<15回着用&洗濯後>

10回のときから、大きな変化はありません。
白い色の部分には、くすみがより出ています。
毛玉は毎回数か所、取り除いていますが、上のメリノに比べると
取りやすいです。 次回は濃色のみでフェルト化すれば、長く履けそうです。
 
 
 
 
続いて、前回編みかけをご紹介しました、
「普通洗濯可能」な2種類の毛糸の靴下です。
 
グレーが「ラブリーキッズ」、茶色が「ぽかぽかキッズ」。
1回着用&洗濯後の写真はこちらです。

 
上2つに比べれば、かたいですが、暖かさは同じくらいです。
洗濯ネットには入れずに、ほかの衣類と一緒に洗濯しました。
 
 
3. ウォッシャブル「ぽかぽかキッズ」
 
<3回着用&洗濯後>

色のせいで 目立つのかもしれませんが、
この頃から、グレーや白の毛玉が気になるようになりました。
下の部分は滑り止めです(美しくなくて すみません><。)
これまでのところ、取れていません。
 
 
<14回着用&洗濯後>

かなり毛玉がついています。
他の洗濯物(タオルなど)から取れた繊維を巻き込んでいるようです。
形やフィット感に問題はありませんが、そろそろ見た目に難しく
なってきました。
 
 
4. ウォッシャブル「ラブリーキッズ」
 
<15回着用&洗濯後>

こちらは、見た目の点でも大丈夫そうです。
 
同じく毛玉はついているものの、
毛玉がたいてい白~黒っぽいもので同系色のためか、それほど目立ちません。
くすみが出ているな、という程度の印象です。
 
 
 
着用&洗濯結果のご報告は 以上です。
1. のメリノウール以外の3点を、引き続き 記録していきます。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
コロポックル使用
 
上の3点に加えて、
2012秋冬新製品のハマナカ「コロポックル」を、
部分使用したものも 試してみることにしました。
 

 
ナイロンが30%入った、靴下に向く毛糸です。
 
 

 
私は、足のサイズが24センチです。
レシピより、甲の部分を1段増やしています。
 
*破れやすい つま先とかかとに、2本取りにして使用しました(濃いグレー)。
  (1足=20g程度使用(1玉=25g))
*他の部分には「ラブリーキッズ」を1本取りで使用しています(薄グレー)。
  (1足=75g程度使用(1玉=40g))
 
 
「コロポックル」は手洗い指定ですが、
部分使いなので、普通に洗濯機で洗ったものを記録してみます^^*
 
 
 
 
冬休みは、ほかのタイプのかぎ針編みの靴下も編んでみましたが、
私はやっぱり、michiyoさんのこの靴下が一番好きです。
編み地の模様が好きなのです。
 
次回は、ずっと先になると思いますが、
気長にお付き合いいただけましたら嬉しいです^^*
 
 
 
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
 Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
(移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 

 「冬といえば? ・・んんっ?」
 「レオくん。
  ふかふかで あたたかいからね*」

 
 
 
 

続・スヌード大好き*

 
 
この冬休みは、年末年始の空いた時間に、小物をいくつか編みました。
ずっと編みたかった、自分用のスヌードも編みました。
 
こちらです~^^*
 

 
三國万里子さんの『編みものこもの』の中の「からし色のマフラー」の柄です。
木が枝をのばしているような柄と、簡単で単純な編み方が大好きで、
毎年2、3本は編んでいます。
今回は、柄をくっきりとさせたかったので、12号棒針を使いました。
一周の長さが約105cmになるまで編み、仕上げに
浮かしスチームをあてたら、112cm程度になりました。
 
 
毛糸は、大好きな「スターメ ツィード」^^*
2玉強使用です。
 

 
左下の↑ 渋いあずき色で編みました。
軽くて柔らかい上、毛玉や毛羽が出にくいので、安心して使えます。
また落ち着いたカラーが多いので、きちんとしたコートにも合わせやすいです。
 

数年前に↑こちら、左から2つめの、2目ゴム編みのものを編みました。
 
 

 「あたたかくて、
  柔らかいから、
  よく眠れるよ~*」

 
浮かしスチームをあてると肌触りが良くなるところも、気に入っています。
 
 
 
スヌード大好き*」の記事以降、時々、とじ方のご質問をいただきますが、
私はいつも「引き抜きはぎ」にしています。
かぎ針で簡単にとじられるところが、楽ちんでいいのです^^。
 
マフラーをスヌードにする場合は、もとのマフラーが長いので、
「スヌード大好き*」でご紹介したように縫っています。
 
ただ、裏側にうねが出来ますので、着用時に表側を見えるようにすることと、
うねを首の後ろに持っていくように、気をつけています。
 
 
 
以下、スチーム前で編み目が揃っていませんが^^;表、裏それぞれの写真です。
 
<表側>

黄色い↑ではさんだラインがそうです。
模様がつながるように、編み物用のまち針を細かく打って、仕上げます。
 
 
<裏側>

こんなふうな、うねができます。
 
 
「引き抜きはぎ」については、ハマナカ手芸情報サイト「あむゆーず」が、
動画を公開しています。こちらです。
 
 
 
まだまだ寒い日が続きそうですので、スヌードの出番も多そうです。
あと1、2本編めたらいいな、と思っています。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
*長さ確認のこと 2014年2月14日 追記
 
スヌードの長さについて、時々ご質問をいただきますので、
私の調整(確認)法を追記にて、ご説明します。
 
スヌードは、輪っか状態のものですので「伸び」の考慮が、意外と重要です。
あまりに首回りが開き過ぎると、保温性も見た目も、今ひとつになってしまいますよね。
 
 *使用している間に伸びてしまった。
 *完成後に洗濯をしたら、伸びてしまった。
 
というお話をよく聞きますし、私も何度も経験があります。
がんばって編んだものが、数回の着用でトホホな姿になってしまったときのショックは、
本当に大きいです。 泣けます(><。。
 
そこで私は編んでいる途中に数回、アイロンのスチームを
毛糸から10cmほど浮かしてあてて、様子を確認することにしています。
(高温スチーム禁止の毛糸は 除きます。)
 
必ずしているのは、30cm程度まで編めたときです。
その後、縦、横に軽く引っ張って形を整え、乾いたところで、長さと重さを計測します。
(棒針分の重さをマイナスするのを忘れないように気をつけます。)
 
こうすることにより、例えば100cmの長さにしたいときは、
残り何cmほど編めば良いか、と毛糸の量の目安が分かりますし、
「横幅が思ったよりも縮むなぁ」と感じたときには二重に、逆に
「横幅がありすぎる」ときには一重に、など 形状の調整もできます。
肌触りも、毛糸によっては、がらっと変わったりします。
スチームをあてても、チクチク、ゴワゴワする毛糸の場合は、
あきらめて、ほどくか腹巻に変更します。
 
最初の30cmというのは、全体の約3分の1の長さなので、
編むリズムも安定し、編み地の性質が分かりやすくなるところだと思います。
 
 
また、「残り何cmで終わらせようか?」というときにも、
スチームをあてて乾かしてから、首に巻いてみて確認するようにしています。
 
なお、贈り物にするときや、初めての毛糸の場合は、
これに加えて、10×10(cm)程度の試編みもします(浮かしスチームもあてます)。
「エマールで洗ったのに伸びてしまった・・・。がーん。」という悲しい思いを、
過去に何度もした結果、たどり着いた方法です。
手間なので、面倒くさがりの私にとっては毎回、大変にハードルの高い作業なのですが^^;
こうすることで、お蔵入りを減らすことができます。
 
そして、スチームをあてると、良いこともあります。
それは、「編み目がきれいに揃う」ことです。
スチーム後、縦と横に軽く引っ張ることで、
柔らかくなった編み目(毛糸)が動いて整うのです。
このときは「私、上手かも~♪」と、とても良い気分になれます*
 
 
ご説明は 以上です。ご参考にしていただけましたら、嬉しいです^^*
 
 
 
 
*大好きな三國さん、「三國万里子さんのこと」は こちら です。
*「スヌード大好き*」は こちら です。
*「一重のスヌード・考(2014.2.20)」もあります^^*
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 

 
 「次は このまくらちゃんだね~*」
 「あたり♪」

 
 
 
 

スヌード大好き*



私は、首・喉が弱いみたいで、風邪はいつも喉からきますし、
「疲れたな~」と思うと、首の後ろが冷えて固くなっていたりします。
 
ですので、寒い時期には 首もとの防寒が必須です。
昼間外出時のマフラーはもちろん、夜寝るときには、タオルを巻いています^^;

東京は、先週あたりから夜が、昨日からは、昼間も寒くなってきました。
 
 
 
と、いうことで本日は、
私にとって欠かせないアイテム、スヌードについて、お話しします*
 
スヌードとは、リング状につながったマフラーのことです。
ほどけて落ちる心配がないので、特に自転車のときに、安心ですし、
マフラーと比べて、使用糸量が少ないので、経済的でもあります^^。
その上、ほうっておいてもダラっと崩れず、首もとのアクセントにもなるので、
冬場の、大好きなアイテムです*
 
 
 
我が家のスヌードたちをご紹介します^^。
 

真ん中のものは、ハマナカ「ソノモノ・ループ」と「etoffe(エトフ)」で
作ったものです。軽いので出番が多いです。
右2つが、シュン用のものです。
一番右は、パピーの「チャビー」の余り糸を使い、
表目と裏目をランダムに組み合わせました。
 
 
 

 
こちらは、どちらもマフラーとして載っていたものを、
完成後にスヌードにしたものです。
 
下は、三國万里子さんの「編みものこもの」から。
どんぐりが並んだような模様がかわいいです。

上は、岡本啓子さんデザインのもの。
かぎ針でモチーフを編んでつないで作っています。
シックな花モチーフの色の配置が絶妙で、よく褒められます^^*
この冬が、3度目の登場です。
下の「モチーフつなぎ3」に掲載されているのですが、
雄鶏社のものですので、現在は図書館にしか置いていないかもしれません。
 

 
 
 
こちらハマナカ「あむゆーず」のサイトには、
スヌードの特集があり、無料編み図も、掲載されています。
 
 
 
そして、上のようにマフラーをスヌードに変えてみるのも、
雰囲気が変わって、楽しいです*
 
ちょっと(いえ かなり・・?^^;)邪道なので、
贈り物などの、きちんとした用途には向きませんが、
「家使い」という前提で、私のやっている方法をご紹介します*
 

 
写真の、手書きで挿入した点線部分を
(マフラーの端どうしを重ねた部分の、少し内側一周分です)
毛糸用とじ針を使って、ベース色の毛糸(写真の場合は黒)で縫います。
縫い方は、ぐし縫いです。
気をつけるのは、ベースの編み柄を損なわないよう、
編み目に沿って、目立たないようにすることと、
使用時にひっかからないよう、細かくすることです。
結構きれいに仕上がるんですよ*
アクセントに、重さの軽いボタンをつけたりもします。
 
長さは、手持ちのスヌード本では、
一周分(首回り)が105~140cmと さまざまなので、
参考にしつつ、実際に仮止めしてから、ご自分で巻いてみて決めるのが
ベストな方法だと思います。
 
 
 
 
この冬用にも、毛糸をいくつか買いました。
ファッションアイテムとして、いくつあってもOKなところも、
作りがいがあって嬉しいです。
 
ぜひ、ご一緒に~**
 
 
 
 
*「続・スヌード大好き」はこちらです。
 
*「etoffe(エトフ)のベア」の後半でも、
 今回登場のスヌードについて少し触れています。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 


 「秋といえば?」
 
 「ブーツよ。カズキにも、
  『早く出さなくちゃ』って
  言ったところよ」

 
 
 
 

かぎ針編みの靴下・考 <1>

 
 
涼しくなってきましたね・・*
編み物の季節の到来です^^*
 
秋冬は、色々な種類のあったか小物を編んですぐに使えるので、
編む楽しみが、倍増します。
書店にも、待ちかねたように新刊本が並び、
見て回るだけでも、わくわくします。
 
始まりのこの時期、去年までは市販のフェルト底を使って編む、ルームシューズから
取り掛かっていたのですが、今年は「かぎ針編みの靴下」で、スタートしました*
 

(↑こちらは、昨年編んだものです。)
 
シマトナくん」で登場した、michiyoさんのソックスです。
 
 
手編みの靴下には、棒針編み、かぎ針編みのそれぞれがありますが、
棒針で編む靴下は、工程がちょっと複雑です。
細い糸を丹念に編み上げていく楽しさはありますし、
仕上がりも、工芸品のように素敵なのですが、私にとっては、
じっくり取り組む時間の取れる年末年始でないと 難しい分野です。

一方で、かぎ針編みの靴下は、編みやすいのですが、
フィット感や形がいまひとつになりやすいです。

 
それで、毎年ルームシューズを編んでいたのですが、昨シーズンに
michiyoさんのこの「着こなし上手のニットのふだん着」のソックスに出会いました。
引上げ編みを使っているのでフィット感があり、きれいな靴下の形になります。
柔らかいルームシューズのような肉厚感も、あたたかみが感じられて好きです。
気に入って、昨冬は12足編みました^^♪

かかとの部分から足首部分に移る際に、やや難しく感じるかもしれませんが、
1足編むと慣れて、コツがつかめます。
つま先から編むので、編みながらサイズを調整することもできます*
 
 
 
さて、私はこの靴下を、普段使いにしていますが、
春先にふと思い立ち、劣化の度合いを調べてみることにしました。
 
といいますのも、市販の靴下はたいてい、強度を上げるために、
ナイロン糸を裏糸などに使用していますが、
一般的な毛糸は、ウールのみ、もしくはアクリル混ウールのものです。
ナイロン入りの毛糸は、価格が高めなのです。
 
しかし、「3足1000円」の靴下も出ているこのご時世、
1足に2玉半程度使用するとして、1玉あたり300円を超えると、
毛糸代だけで、1000円近くなってしまいます。
 
そこで、ナイロンなしの、安めの毛糸で編んだものは
着用&洗濯でどう変わっていくのかを、見てみることにしました。
夏場は暑くて休んでいたので、まだ途中段階ですが、
そのうち2例の経過をご報告します。
なお、個人差があります点、ご了承のほどよろしくお願いします*
(編み目をはっきりさせるため、くっきり明るめの写真を掲載しています。)
 
 
①メリノウール100%(250円/玉)使用。
<↓完成直後>

2玉(40g/玉)使って足りなかった上の部分を、
他の余り毛糸にして、材料代を節約しました^^。
 
 
<↓着用&洗濯6回後>

毎回、洗剤は「エマール」を使用し、
洗濯ネットに入れ、洗濯機の手洗いモードで。
編み目がぼやけてきて、足首も広がっていますが、
フィット感には問題ありません。
 
 
 
②ウール100%(270円/玉)使用。
<↓1回着用&洗濯後>

1玉が50gで88mという太めの糸のため、3玉弱使用。
 
 
<↓着用&洗濯6回後>

実はこちらは、大きめに編んで履いていたのですが、
毎回①と同じ洗濯方法にするはずが、3回目の洗濯ときに
うっかり普通の洗剤でしてしまいました。
結果フェルト化し縮んで、ちょうど良いサイズになりましたが、
毛玉が出やすくなってしまいました。
 
 
経過のご報告は以上です。
 
市販の靴下は、着用&洗濯40回程度もつ、というイメージがありますので、
比較してどうか、続きの結果が出ましたら、またご報告したいと思います。
 
 
 
 
そして、毎回おしゃれ着洗剤を使用し「手洗いモード」に分けて洗うのが面倒なので、
こちらの毛糸も試すことにしました^^。
 

なんと、ウォッシャブル!洗濯機で普通に洗えます。
*左から2つは、ホームメイド「ぽかぽかキッズ」 1袋5玉入りで600~800円程度、
*右のものは、ベストフレンズ「ラブリーキッズ」 1袋10玉入りで1500~2000円程度、
どちらもハマナカ製のアクリル&ウールで、袋単位の販売が多いです。
 
「ラブリーキッズ」を編み始めました。
 

 
左側は、1玉編んで、あと4段分足りない状態です。
私の足のサイズは24センチで、底部分を1段増やしましたので、
1足で2玉強使用、になりそうです。
長持ちしてくれたらいいな、と思います。
 
 
 
 
おしまいに、着用においては滑り止めの処理も大切なポイントです。

この靴下は、凹凸の多い編み目のおかげで、
一般的なかぎ針の靴下よりも滑りにくいですが、やはり心配で、
最初、専用の滑り止め材をつけてみました。ところが・・

 
洗濯3回目あたりから、取れたり、写真の青○印部分のように汚く残ってしまい、
歩くたび、フローリング床にぺたつく(床に跡は残りませんが)ようになりました。
 
そこで、抵抗のため横方向に糸を渡し、綿の毛糸を数目分通して結びました。
横伸びをじゃましないよう、6か所にしました。
 

 
見栄えとしてはイマイチですが、滑らなくなりました。
同系色にすれば、もっと目立たなくなると思います。
 
 
 
次回は、数か月先になると思いますが、
どれくらいもったかの結果をご報告したいと思います*
 
 
 
 
*2013年1月5日追記*
上記の滑り止めについて、知り合いから、
どうして綿の毛糸なのかと聞かれましたので、追記します。
①結びやすく、また結び目が解けにくいため。
②結び目が 毛糸に埋没しにくいため。    です。
これにより、滑り止めとしての機能を
長く果たしてくれるのではないかと考えました^^*
 
 
 
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
  Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
 (移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
カイト ⑤
 
そして、待ちに待ったメールが届きました。
 

 「カイトが見つかったって!」
 「やったぁ・・!」

 
 
 
 

三國万里子さんのこと

 
 
私の編み物は、
ベア作りの合間に、小物を編むことがほとんどです。
なので、靴下、手袋、帽子・・など
持っている本は、小物のものばかりです。
 
でも、三國万里子さんは、特別。
たとえ、編まないウエアのほうが 多く載っていても、
出版されれば、必ず買ってしまいます。
なぜなら、作品の配色、形がとっても魅力的だからです。
選ばれる毛糸も、上質な、素敵なものばかり。
そして、ご自身による、あたたかい文章が
控えめに添えられているところも好きなのです。


手編みのものは、ただ、そこにあるだけでも
気持ちを和ませ、豊かにしてくれますが、
三國さんは、実用面のことも考えて デザインされているので、
すばらしいな、と思います。
 
扱いやすい長さや、手持ち感。
そして、「いまどき」を考慮したサイズとシルエット。
使ってみたくなるものばかりです。

これからもずっと、
素敵な作品を生み出し続けてほしいな、と思います。
 
 
 

左は、初めて三國さんに出会った、ニット小物の本。
右は、いちばん好きな「編みものこもの」。
 
 
 
 
*「ほぼ日」に、特集記事があります。
 「三國万里子の編みものの世界。
 
*大好きな三國さんについては、
 こちら「ブルー・ベア」の後半もどうぞ~**
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
珈琲タイム ②
 

 「コーヒー 飲みたいよお・・。」

「・・泣くな レオニード。
 大きくなれ! それが答えだ。」
 
 
 

 
 「そっかあ!
  がんばるよ~!」

 
・・・そ、そうなの ^^;?!