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除湿機ですっきり

 
 
今年は、8月の終わり頃から雨の日が多いですが、
お盆休みに購入した除湿機のおかげで快適に過ごせています・・*
 
 

 
こちらの、すっきりとしたスタイルが魅力のカレは、コロナの出身です^^♪
価格.comの売れ筋人気ランキング上位の中で 14000円弱、そして、
消費電力の小さいところに惹かれました。
冬場は乾燥対策がメインなので、ハイブリッドまでは必要ないと考え、
いちばん優しそうな外見の、彼に来てもらいました。
昨日はなんと、2リットルもの水を集めてくれました・・*
 
 
 
ここ数年、我が家では 季節の変わり目の長雨の時期の湿気対策が課題でした。
エアコンの除湿機能は、冷房や暖房が必要ない時期には
暑すぎたり寒すぎたりして使いにくいですし、
換気扇も扇風機も、長雨には効果がないんですよね・・。
 
しかし、除湿機能のみの機械を買うのも場所を取るしなぁ・・と思っていたところ、
ママ友だちから「電気代は浴室乾燥機の半分以下」と聞いて、心が決まりました。
 
 
 
朝、窓を開けて空気の入れ替えをした後に、節電モードで動かします。
数時間で、70%あった湿度が65%ほどに下がります。
そうすると、確かに「空気が軽い」と感じるのです。
 
 
運転中は一定の動作音が続くので、家事をしている間はリビングを、
リビングでゆっくりしている間は寝室、洗面所を、というふうに、
順に移動させながら使っています。
重さが8kg以上あるので少し大変ですが、運動だと思うようにしています^^。
 
 

湿度計は、雨のしずくの形です。
シュンが生まれたときからずっと、お世話になっています*
 
 
タンクに貯まった水が、さっきまでこの空気の中に、
目に見えない状態で存在していたのだと思うと不思議で、
科学って本当なんだなぁ・・と、毎回思います。
そして、そんな技術を普段の生活に取り入れることのできる私たちは
恵まれた時代に生きていると、改めて感じます。
 
 
カレにもぜひ、元気で長生きしてほしいです・・*
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
第1号は、サボテン柄です^^。
 

 
先週お話ししました チェストの上の敷物です。
時間が取れなくて、少しずつしか進みませんが、楽しいです。
全部のサボテンがバランスよくおさまるように、配置にこだわってみました^^*
45×35cmの小さな生地でも、部屋の雰囲気が変わるものですね。
 
 
 
 
 

 

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曇り空 (P☆snapshots 166)    ≫≫

 
 
 
 
 

『かわいいものルール』卒業

 
 
この ひと月半ほどは、制作の時間が取れなかったので、
空き時間にインターネットで、新作の毛糸を探したり、
お店の展示会のレポート記事を読んだりしていました。
今年は変わり糸にも穏やかで明るい、優しい色味のものが多くて嬉しいです。
今週は、注文しておいたものから黄色の毛糸でベアを編んでいます。
 
そしてもう1つの楽しみは、生地を探すことでした。
ニットバッグの内布のために ネットショップ巡りを始めてから、
生地の世界が、素敵な柄生地であふれていることを知ったのですが、
植物、動物、食べもの、季節のもの、キャラクターもの、和風、北欧風 ・・などなど、
どのカテゴリーにも、かわいいもの、好きなものが次々に見つかります。
 
しかも、一般的な100cm程度幅の生地は、10cm長あたり70~170円ほど。
合計で200cmまでなら、メール便で送ってくれるお店も多いので、
小物用途には気軽に購入できそうです。
むくむくと、傍に置きたい欲が湧いてきます。
 
 
・・ただ。
我が家には、バッグ向けには既に使いきれないほどの計画とその待機生地があり^^;☆、
インテリアには、『かわいいものルール(2012.8.13)』もあるんですよね・・。
 
それに、あれも好き、これもかわいい、全部欲しい・・! なんてしているうちに、
溢れかえり収拾がつかなくなって、全部が嫌になってしまったら・・という
漠然とした不安のような気持ちもあります。
 

ミニオンたちが、かわい過ぎます。
シュンが小学生だったら、体操服袋と水筒袋と音楽袋を作っていました・・(><。。
           (手芸のピロルさんの販売ページからお借りしました)
 
 
 
しかし、そんな中、背中を押してくれるような映像を観ました。
リオオリンピック閉会式の『トーキョーショー』です。
(NHK提供の映像は、YouTubeのこちらです。)
 
トップアスリートたちの ハードで躍動感のある動きが
東京の風景にクールに重なったかと思うと、
おなじみの、漫画やアニメやゲームのキャラクターが次々に登場して、
ドラえもんに応援されながら、マリオに変身した安倍首相が土管を使ってリオへ。
意外なのにしっくりくる展開に驚いていると、リオの会場で
最先端の拡張現実(AR)などの映像技術を使ったパフォーマンスが始まります。
音楽は、大好きな椎名林檎さんと中田ヤスタカさんで、
演出はこちらも 大好きなPerfumeを手がける真鍋大度さんとMIKIKOさんです。
(更新されたばかりの、演出についてのお2人のインタビュー記事はSENSORSのこちらです。)
そして最後は、「市松模様」を象徴するような、レトロモダンな東京を表現する舞が。
美しさに見とれていると、なんと 北島康介さんの合図で上がった花火に添えられた音楽は、
マリオがゴールしたときの、あの曲なのでした。
 
クールで力強くて、かわいくて楽しくて美しいものたちが、心地よく融合していて、
東京はやっぱり素敵だ・・!と思いました。
 
 
異質なものどうしであっても、調和を生み出すことは可能で、
大切なのは、それらに何を加えるかという視点なのですね。
私も、自分の好きなものを集めて そうしてみたいと思いました。
 
溢れかえってもいい、
身の程とか、過去に満足していたルールとか、気が変わることの不安の前に、
嫌になるくらい抱え込んだことが自分にはなかったのだから、経験してみよう と。
 
 
そして、購入しました^^*
 

 
気分と季節で取り替える、毛糸と道具のチェストの上の敷物用です。

 
 
そして、トイレの神様たちに合わせてクマの柄でカーテンを作りました。
トイレはこれから、クマさんワールドにしていきます。

 
 
 
ということで、『かわいいものルール』は卒業しました^^。
これからは、私の家にも たくさんの「好き」を詰め込んで、
私たちにとっての宝箱のようにしていけたらいいな、と
思っています。
 
 
 
 
 

 

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たまご色のベア    ≫≫

 
 
 
 
 

『みんなのパンツ』より

 
 
先日こちらでご紹介したシュンのバミューダパンツ。
型紙のおかげで、ウエアをミシンで縫ったのは高校以来、という頼りない腕前ながら^^;☆
ゴムパンツとは思えないほど すっきりシルエットに仕上がってくれました。
 
夏は基本的に、Tシャツ&ハーフパンツ&サンダルにリュック、というシュンは、
お腹のゴム部分を隠すことができるため、外出時にも着られます。嬉しいです^^。
 

 
 
 
  本人も最初は、
  「ええーっ、ゴムで外出用??」と
  拒否しましたが、
  履いたらゴム部分が見えないので、
  大人サイズの市販のもののウエストを
  ベルトで締めるのは面倒だし、もったりするけれど
  こちらは、軽くてラクだと言って、
  履くようになりました^^。

 
そこで本日は、同じ型紙で、生地を変えて作った3点をご紹介します。
 
 
テキストは月居良子さんの『みんなのパンツ』。
(出版社に詳しい書籍紹介があります。こちらです。)
月居(つきおり)という苗字も素敵です・・*
本によると、アパレル会社勤務を経てフリーのデザイナーになられたかたなのですね。
 

 
ミシンでウエアを作るのは高校以来で、自信がなかったので、
パンツ作り専門の本を図書館で探しましたが、
最初に借りたこの本が運命の出会いとは、本当にありがたいです・・☆
 
 
 
 
*使用素材*
 
夏場のボトムスですので、軽い、ベタつかない、丈夫、シワにならない、ことが重要です。
そこで、『ポリエステルと綿の混紡素材の織物』にすることにしました。
生地が1枚で、裏地なしで直接素肌に触れるので、綿100%や綿麻混では
着心地は良いですが、シワだらけになり、回復しにくいのです。
 
ポリエステルは反発性があるためシワになりにくく、丈夫な素材です。
ただ、一般的なポリエステル糸では、生地にすると つるっとした表面感になりますし、
吸湿、吸水性能がほとんどないため、蒸し暑いところが難点です。
また綿は、高い吸水性能による着心地の良さと、天然繊維独特の表面感が良いところですが、
前述のシワと、強度がやや劣る問題があります。
その点で、『ポリエステルと綿の混紡素材』は、そのポリエステルの特徴と、綿の特徴を
同居させた生地ですので、使いやすいのです。
例えば、「シワは、多少は入るけれども、気になるほどではない」という具合です。
異素材どうしの混紡は本来品質安定が難しいのですが、生産技術の進歩によって
品質も質感も向上し、現在では、ワイシャツ等幅広い分野で使われるようになりました。
 
ただ、ポリエステルと綿は染まり方が違うので、色によってはムラが出ます。
また染色技術も生産会社ごとにノウハウが異なる(企業秘密のところも多いです)ので、
お店によって質感が全然違う、ということも起こります。
PC画面では判断が難しいので、特に濃色などは先にサンプルを取り寄せると失敗が防げます。
 

こちらは、ノムラテーラーさんに色指定をしてお願いしたら送ってくださった、「T/Cツイル」のサンプルです。
E(エステル=ポリエステルの略称)/C表記なので、海外産ポリエステルを使用した生地かもしれません。
私は、次は3番目のモスがいいなぁ、と思っています。
 
 
 
使用したのは以下の3生地です。混率は同じ ポリエステル65%・綿35%です。
 
 1.T/Cブロード(グリーン):右下
 2.T/Cツイル(グレー):左
 3.T/Cデニム(ブラック):右
 

 
T/Cと表記するのは、「テトロン」とコットンの混紡という意味です。
「テトロン」は、ポリエステルを 帝人(株)と東レ(株)が販売する際の商標なのですが、
今から50年以上前に、2社が共同でポリエステル糸生産を国内に導入したとき、両社の頭文字を
取って名付け、それが長らく国内流通の多くを占めてきたという経緯から、国内の繊維業界では、
海外を含めた他メーカーのポリエステルも多く流通するようになった現在も、
ポリエステルのことを、商慣習的に「テトロン」と呼ぶことがあるのです。
T/C、E/C、P/Cはみな、ポリエステルと綿の混紡を指します。
 
 
 
*完成品*
 
「ウエストって上下のどっちだっけ・・?」
「生地に対して、どんな角度で置くのかなぁ。」
「無駄の少ない型紙の置き方って・・(と考え込み、2枚一度に裁断できず・・^^;)」
などなど、立ち止まることが多くて、最初は4時間以上かかりましたが、
2着目からは、型紙が出来ていることもあり、空き時間を見つけてちょこちょこ作業する感じで
月居さんがおっしゃる通り、2時間強あれば できるようになりました。
 
Lサイズ(&11号)なので、私も家では借りて履いています^^。
以下は、着用の感想です。
 
 
1.T/Cブロード(グリーン):製品重量 92g(軽いです!)

 
 
 
  生地が薄いため、
  すそだけが三つ折りの場合、
  その重さに引っ張られて
  広がり気味になります。
  

 
いちばん薄いブロード地なので、最初は頼りない感じもあり、強度を心配しましたが、
蒸し暑い日は着心地がとても良く、意外と洗濯してもダレませんでした。
 
 
 
2.T/Cツイル(グレー):製品重量 147g

 
 
 
  横方向にハリが出る生地のため、
  シルエットが本のイメージに近く
  仕上がりました。

 
ぱっと見た感じでは、グレーという色味もあり、ウールに似た表面感です。
例えれば、男の子が卒業式等に着る半ズボンのようです。
ワイルドな色味のほうがカジュアル感が出せそうなので、
次回は上のサンプルのモスにします。
 
 
 
3.T/Cデニム(ブラック):製品重量 165g(片ポケットあり)
    
やや とろみと落ち感があり、3つの中ではいちばん シワが残りやすいですが
ほどよい広がりのシルエットが私はいちばん好きです。
右側のTシャツは、SEKAI NO OWARI の深瀬さんのお顔のTシャツです*
 
綿デニムに比べると薄手で軽い生地で、見た目はデニムなのですが、離れて見ると、
やや光沢感が出ます。ポリエステルの性質だと思われます。
ですので、こちらは4色展開(ブルー、ネイビー、濃ネイビー、ブラック)なのですが、
男の子には、このブラックか濃ネイビーで締めるほうが合いそうだと感じました。
 
 
 
4.追記:ポケット問題
 
シュンが、「ポケットがないと、ハンカチが入れられないんだよなぁ~。」というので、
一番簡単そうで、シルエットも崩れなさそうな後ろポケットを、
(2つは面倒なので右側だけ^^;)、3着目の「T/Cデニム」のときに作ってみました。
 

 
大は小を兼ねると思って、いちばん大きいポケットを選びましたが・・大きすぎました。
次回は、ひと回り小さくします。
 
 
 
*生地コストのこと*
 
おしまいに、家族で使う場合は、コストもとても重要なので、そちらも振り返ってみました。
 
生地は、T/Cを省略して、ブロードとツイルをノムラテーラーさんで、
デニムをファブリックハウスイセキさんで、Lサイズ向けに
110または112cm幅のものを140cm購入しました。
(ネットショップは200cm程度までメール便可のところが多く、送料が抑えられます^^!)
 
1着分あたりの生地価格(糸、ゴム代除く)
生地幅を110cmとすると(広幅はなかなか売っていないです)、
140cmあたりの生地価格(税込み)は、
ブロードが602円、ツイルが980円、デニムが1176円です。
つまり、ここから1着分を裁断する場合は、1着がこの価格で出来ることになります。
(私は、つめつめで140cmで取りましたが、安全のためには150cmをお勧めします。)
 
コスト対策(3着作ります)
型紙を、上下ひっくり返したりしてなんとか入れ込むと、110幅×140cm長の中に
1.5着分(表3枚&裏3枚&ポケット1枚)を取ることが可能です。
ですので、倍の280cmを購入して(140cmずつ、メール便2回にするほうがお得です)
Lサイズを3着作れば、1着はポケットがつきませんが、
一番高いデニム生地の計算式で、なんとこんなに低くできます。
 
 1176円(140cm長)×2(2倍の生地長)÷3(着分)=784円(1着)
 
強いていいますと難点は、3着全部が同じ生地の同じ色になってしまいますので、
着用する人とご相談されるほうが良いかもしれません^^。
ただ私は、自分用はパジャマパンツにするとすれば、例えば、同じツイルのグレーとモスのミックスに
してもいいかな(ピエロふうに^^☆)、などと考えたりしています。
 
また、私のケチケチ&つめつめの型紙取りは、ちょっとご説明が難しいので、
まずは、150cmを購入して、1.5着分取りOKを確認された上での、次のご購入をお勧めします。
 
『みんなのパンツ』は、サイズ展開が110cmの子供から、大人の15号、XLサイズまであり、
その全部の型紙が掲載されているので、ご家族の構成によっては、もっとコストを抑えられるかも
しれません。その点でも、とっても親切だと思います。
 
 
 
ご報告は以上です。
 
続けて3枚も作ったのは 初めての経験でしたが、
同じ混率のT/C生地でも、それぞれシルエットの出方や着心地に
違いがあることが分かり、とっても面白かったです。
凝ったパンツは まだまだ敷居が高いですが、このバミューダパンツを作り続けていくうちに
本に掲載されている「一見ロングギャザースカートのようなパンツ」なども作れる技術が
身に付いてくれたら嬉しいなぁ、と思っています。
 
ゴムパンツは、簡単で実用的なところがいいですね!
これからも、冬パジャマ用のネル地の長いパンツなど、色々とトライしてみたいです*
 
 
 
 
 
 
<<使用した生地につきまして>>
 
アフィリエイトをしない方針のため、
商品の直接の販売ページしかご紹介方法がない 今回の生地のような場合は、
リンクを控えさせていただいています。
品番など詳しい情報をお知りになりたいかたは、パソコンでは右下のメールフォームから、
モバイルではプロフィールに記載のアドレス宛に、お気軽にお問合せ下さい^^*
 
 
 
 
  ***  ***  ***
 
 
先日の イチロー選手のウエア生地とともに強く心に残っている、
会社員時代の、数少ない(素材メーカーは地味なのです^^)華やかな思い出に、
コムデギャルソンの渡辺淳弥さんが、パリコレ向けの素材探しのために
福井県の丸編みや経(たて)編みの生産会社を回られた際、先輩のお手伝いで
同席させてもらったこと、があります。
雨の中でも、傘なしで楽しめるような超撥水の素材を探されていて、
スポーツ衣料生地を扱う 私のいた部署へ、依頼が来たのです。
 
   
パリコレ 2000 S/S JUNYA WATANABE COMME des GARCONSより
コムデギャルソン店舗マップさんからお借りしました。ありがとうございます。)
 
渡辺さんは、仕事では下の立場の私たちに対しても、常に丁寧に接して下さる、
穏やかで優しい雰囲気の、でも、きっぱりと指示や主張をされるかたでした。
落ち着いた色のチェックのシャツにデニムを合わせた、清潔で静かな服装をされていました。
大量の生地サンプルを、指先で転がしたり浮かしたりと、何度も繰り返し触れて確認していらして、
その手が、中性的というか精密機械的な感じがして興味深くて、
一流のデザイナーさんの手なんだ・・!と、何度も見入ってしまったことを覚えています。
 
びっくりしたのは、依頼される試作の数の膨大さです。
試作品は量産品に比べて、コストがかかるため価格が高いのですが、
質感や触感等仕上がりのわずかな差にもこだわりを持たれていて、理想のシルエットを実現するために、
同じ組織でも糸の細さや種類を変え、染色、撥水等の加工も変えて、繰り返し試作を依頼されました。
生産会社の技術者の人たちは、あまりの厳しく細かい注文に驚き、大変だぁ、と言いながらも、
「これが超一流のものづくりだね。ものすごく勉強になるよ!」と興奮されていました。
 
 
今回初めて、比較のために続けて3枚、同じパンツを作ってみて、
そのシルエットの違いから、当時のことを思い出しました。
渡辺さんは、例えばその落ち感1つについても、各パーツが影響し合って現れてくる姿の全体を
常に確認しながら、緻密な試作を繰り返されていたのだと、素敵だったなぁ、と
改めて思いました。
 
 
 
 
 

 

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第24回 コンベンション 出展のお知らせ    ≫≫

 
 
 
 
 

内布の楽しみ

 
 
最近もずっと、空き時間に ニットバッグを作り続けています。
以前編んだ編み地を使ったり、布バッグをニットでデコレーションしたり、
ニット帽やマフラー、スヌードをリメイクしたり、など
思いつく様々な作り方で 楽しんでいます。
 
知らなかったのですが、バッグ制作用には、持ち手、留め具などの
基布以外の材料の種類が 本当にたくさんあるんですね。
ネットショップには、「こんなものまで・・!」と感動するような材料が売られていて、
つい、あれもこれもと夢が広がり、ブレーキをかけるのに ひと苦労です^^;
例えば、ロープバッグ用の大きなリングのようなハトメのようなものとか、
ミシンで縫えてしまう、プラスチックの底板とか。
 
材料をじっくり選んで、たった1つの自分のためのバッグを作れるなんて、
手芸とは本当に豊かな楽しみだなぁ、と思います。
 
 
 
今、いちばん好きなのは、「内布」選びです。
ニットの編み地のバッグには、伸び止めと強度のために内袋や内布をつけていますが、
布によって印象が変わることに気づき、毎日寝る前の時間に、
ネットショップで生地を探すのが 楽しみなのです。
 
 
例えばこちらは、先週ご紹介した、ニットの花モチーフのバッグです。
いただきものの帆布バッグに デコレーションをしています。

 
 
中が真っ黒だと、これからの季節は持ちにくい気がして、

 
 
涼しさを感じられる、レインドロップのような柄を探しました。

 
水遣りをしている 組み合わせでもあります^^*
 
 
 
そして、こちらでご紹介した綿ニットのクラッチバッグには、

 
 
表面には編み地を通して透けるように、
両面張り合わせにして、明るい青緑の星柄を合わせました。

 
チャームもキラキラのスワロフスキーです^^*
 
 
 
この後には、以前編んで スヌードに仕立てる手前で止まっていた梅の柄で
クラッチバッグを作る予定ですが、
編み地からはデニム生地が透けるように、そして内側は パンダの柄にしました。
 

きれいに配置された、シックでかわいいパンダの親子。
梅との相性もちょうど良い気がします*
 
 
 
そしてその後には、
きゆなはれるさんレシピの大好きなマフラー(古くなったので)を
基布にして、こちらも クラッチバッグを作る予定です。
 

かすれたようなブルーのデニム生地に星柄、が、
少しくたびれた毛糸「チャビー」の表面感に合う気がします。
 
 
 
そのままでは、好きだけれど 照れて持ち歩けないような柄の生地を使えて、
時々自分で眺めて嬉しい気分になれると思うと、毎晩気合が入ります^^。
 
 
 
8月からは、また忙しい日々が待っています。
あと2ヶ月間は 人生の充電タイムということで^^
ベア作りにおまつりにバッグ作りに、と 好きな世界に浸って過ごそうと思います。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
ライブチケットが取れました。
 

 
さいたまスーパーアリーナで行われる、
シュンの大好きな『SEKAI NO OWARI』のライブの追加チケットが取れました。
2月の申し込みの際は、2人でそれぞれネットと電話の両方にアクセスし続けたにも関わらず、
やっとページに繋がった開始20分後には既に売り切れで
シュンがとても残念がっていたのですが、
今回 埼玉の会場が機材席解放で追加販売されることになり、購入することができました。
 
嬉しいです・・* とっても楽しみです。
 
 
 
 

 

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薄黄緑色のベア    ≫≫

 
 
 
 
 

ニットのバッグを作りました *2

 
 
今年のゴールデンウィークは、久しぶりにバッグを編みました。
本日はその 2つめをご紹介します。
(前回の、「ネット編み」のバッグについてはこちらです。)
大きな、まんまる型バッグです^^*
 
 
*編み*
 
まず、ずっと編みたかった「円形モチーフ」を編みました。
長年ためてきた ピンク系の毛糸を引っ張り出し、組み合わせを考えながら、
直径35cm程度になるまで、「細編み」&時々「長編み」で編みました。
 
片面(左側)は、デニムに合うようにブルーを差し色に使い、
もう片面はファーを使いたかったので、ブラックを差し色にして締めました。
 
   
 
 
両方に共通させたのは、この4点です。
*シルバーの毛糸、リッチモア「オブリビオン」を使う。
*引き締め色に、パピー「サンバラツィード」の赤紫色を使う。
*総段数と、「細編み」「長編み」の段は同じにする。
*ざらっとした素朴な表面感にするため、毛糸の切り替え場所をランダムにし、
 規則性をあまり持たせないように気をつける。
 
編み図は、1枚目を編みながら作っていきました。
毛糸の太さが違うので、様子を見ながら増し目、減らし目をしました。
バッグの場合、衣料用途とは違って、寸法安定のために
仕上げのスチームを裏からしっかりめにかけるので、浮きやズレが出てきても、
最終的にアイロンで収めてしまう、という力技が使えるのが良いところです^^☆
気楽に糸合わせを楽しめました。
 
*バッグは内布(織物)と張り合わせたり、物を入れて持ち運ぶため、寸法安定性はとても重要です。
 スチームアイロンをしっかりかけるのは、目を整えるとともに、収縮止めの目的もあります。
 そのため、低温設定の毛糸、繊細な毛糸は、質感が多少変わる前提でセレクトしました。
 
 
 
*副資材*
 
さて、時はゴールデンウィーク真っ只中、ネットショップの出荷はお休みです。
新宿と吉祥寺と途中の電車内の混雑も、相当なものであると思われます^^;
そこで、副資材関係は、家にあるもので間に合わせることにしました。
 
出てきたのが、こちらです。
  
  
 
(左上から)
・ワンショルダーに:10年近く使っていないチェーンベルト(93cm)
・上部の補強に  :ラフィア風帽子作りにはまっていた頃のテクノロート
・留め具に    :キーホルダー(形は違うけれど・・)パーツ・2つ
・内布
 &留め具用に  :古いデニム。接着芯を切らしていたので厚い布で
・その他(写真外)、スナップボタンと、5番手、8番手の縫い糸
 
 
 
*仕立て*
(写真を明るくして、編み目と縫い目が目立つようにしています。)
 
1.開口部作り
 
上部は、外周に30cm程度の開口部を作りました。
上部の円が型崩れしないよう、開口部分にのみ、デニムの内布に縫い付ける折り返しを
「細編み」で、円中心に向かって減らし目をしながら、5段編みました。
 

折り返しには、パピー「サンバラツィード」の赤紫、白、紺を使用しました。
赤紫はモチーフの縁の色、白はテクノロートを入れる2段分、最後の紺はデニムの色です。
 

内布デニムを合わせて折り込むと、こんな感じになります。
 
 
 
2.内布と円形モチーフの縫い合わせ
 
古デニムを、円形モチーフに縫い代を足した円(直径約37cm)で2枚カットし、
端の始末を兼ねてそれぞれを手縫いで一周ざっくりと縫い、その後中表にして、開口部30cm強を
開け残した状態で直径35cm弱になるように縫い合わせ、縫い代を裏側へ折り込み、
アイロンをかけました。縫い糸は5番手の糸を使っています。
 
 
円形モチーフの1枚(裏)に、中表で縫い合わせた状態の内布を合わせ、
開口部以外の内布の縁と、円形モチーフ(裏)を「まつり縫い」で縫い合わせました。
(写真では見えませんが、内布とモチーフは一組になるように縫い合わせています。)
開口部は、1.の「サンバラツィード」3色の折り返しを折り込んで、
まず、テクノロートの入った白の部分を、内布に「ぐし縫い」で細かくしっかりと縫い付け、
その後、紺の部分を「まつり縫い」で縫い付けました。
同様にして、もう1枚も取り付けました。
 

 
 
3.留め具つけ
 
キーホルダーの最上部のリングを外し、留め具として使いました。
取り付けには、古デニムの裾三つ折り部分(幅1cm)を切り取り、
5cm長にカットして半分に折り、内布に5番手の糸で縫い付けました(左)。
 
続いて写真(右)下側(クリップのところ)の通り、内布2枚で挟み 何重にもぐしぐしと縫い、
その後上側の通り、円形モチーフ2枚を合わせて、毛糸で4重ほど巻いて縛りました。
 
    
(右写真は、両方のリングが見えるように折りたたんでいます。)
 
 
 
4.円形モチーフのはぎ
 
円形モチーフどうしの、開口部以外の部分をはぎ合わせました。
赤紫色の縁を目立たせるため、そして簡単なので^^表からの「引き抜きはぎ」です。
 

 
 
5.スナップ付け
 
最後は、開口部をとじるためのスナップをつけました。
(その後、しばらく様子を見ていましたが、小さいためか やや不安定なので、
もう少し大きなタイプを2か所につけることにし、ブラック色の大きなスナップを注文しました。
届いたら付け替えます。)
 

 
 
 
*完成です*
 
   
 
チェーンをつけたら、こんな雰囲気になりました。
カメラの腕が当たって曲がってしまいましたが(><。
体に対するバランスは、こんな感じです。
(20cm程度の長財布とスマートフォンとハンカチが入っています。)
チェーンの長さが可変なので、斜めにもかけられます。
 
 
開けたところです。広めです*
たくさん入れても、円の形が崩れないように、スナップはやはり大きめ2つがいい気がします。
 

 
以上です。
 
 
ニットバッグ作り、とっても楽しかったです。
一昨日ご紹介したクラッチバッグも完成しましたので、またの機会に
ご紹介したいと思います・・*
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
*5年目もよろしくお願いいたします*
 
ブログを開始しましたのは 2012年5月14日
おかげさまで先日、丸4年が経過しました。
 

感謝のぎゅっ☆ 愛をいっぱい込めて。
 
いつも応援して下さいまして、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 

 

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コンちゃん (P☆snapshots 163)    ≫≫

 
 
 
 
 

ニットのバッグを作りました *1

 
 
今年のゴールデンウィークは、思いがけず3日も時間が空いたので、
久しぶりにバッグを編むことにしました。本日は その1つめをご紹介します*
 
こちら、昨年春の記事でご紹介したバッグに入れる巾着です。
DSC01552-1
 
あの後やっぱり忙しくなってしまい、夏に間に合わなかったのですが
ようやく 作ることができました。
 
   
 
毛糸で夏向きな柄といえば 「ネット編み」が思いつきますが、
麻や綿などの夏素材にしないと、細かく詰めた編み目は、見た目に暑苦しく、
粗くざっくりした編み目は、中のものが丸見え・・ という問題が発生します。
 
私は、ウールを中心とした 手持ちの毛糸を使いたかったので、
今回は付属の布製巾着を内布に使い、指1本が入る程度のネットを編むことにしました。
 
(「ネット編み」の編み図は、クロバー株式会社が無料公開している
こちらのレシピの真ん中あたりにあります。)
 
 
*編み*
 
ビニール部分が縦柄なので、そろえて縦じま柄に^^*
毛糸の太さによって、「鎖編み」を5~7目に調整して編みました。
 
  
「ネット編み」の、「鎖編み」と「細編み」だけでどんどん進める気楽さが好きです。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 編み上がりました*

 
いちばん面積の大きい、ふわふわグレーはこちら、雲柄のベアの毛糸、
クロバー「モノクロニクル」。現在は廃番ですが、まだ数玉残してあります。
大好きな毛糸なので、少しずつ大切に使っています。
 
 
 
*仕立て*
 
巾着の紐通し用の折り込みに重ねて縫い付ける部分として、
上、下部に、左右の端と同じ濃いこげ茶の毛糸を使って「細編み」を編みました。
開閉時に伸縮する部分なので 厚みを持たせて強度を増すため、そして
こげ茶でまとめることで、開いたときの見た目をすっきりさせるためです。
 

 
布製巾着に、こげ茶の太い綿糸を使って「半返し縫い」で縫い付けました。
下(底)は「わ」の状態です。

 
 
左右の端は、同色の毛糸で「鎖引き抜きとじ」・・にする予定が、
毛糸が足りなかったため^^;「かがりとじ」に・・。
マチ部分は、内側へ折り込んで、同じく表からの「かがりとじ」にしました。
 

 
 
 
 
 
 巾着と編み地は、先にご説明した
 上部のみ、縫い合わせています。
 「ネット編み」の伸縮を活かすためです。

 
 
 
*完成です*
 

サイズは、タテ:約22cm、マチ:約7cm、
ヨコは、上部が緩く絞った状態で約15cm、下部が約30cmです。
 
青緑の部分には、竹くんの毛糸、リッチモア「セーズ」を使用しています。
夏はやっぱりキラキラでなくては・・^^☆
 
 
 
セットした状態です。
 

 
上から見たところです。
 

 
 
 
スタイリングは、こんな感じで^^。
 

 
 
 
以上です。
 
久しぶりのバッグ作りは思いのほか楽しくて、勢いでもう1つ、
まんまる(円ですが^^)型のバッグを作ってみました。
そちらは、2週間後の『日々のこと』で ご紹介したいと思います~*
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
*ご質問のこと*
 
この半年ほど、以下の2点について時々ご質問をいただきましたので
こちらでもお知らせをさせていただきます。
 
1.「Opalのスヌード」のその後
 靴下用の「フンデルトヴァッサー」をコンちゃんからプレゼントしてもらい^^*
 幅13cmの二目ゴム編みで、1周分まで編みました。
 ところが、仮繋ぎしてみたところ、ボリュームが出ないことが分かりました。
 毛糸自体はしっかりしているので、細さが原因かな、と思います。
 
 そこで方針を変え、現在は輪針を使用して、輪に編んでいます。
 一目ゴム編みと、メリヤス編みの両方を編み比べているところです。
 完成しましたら、改めてご報告します・・*
 

 
 
2.ベアのお迎えにつきまして
 
 Polarisのベアたちは、直接会ってご判断していただくため、
 年に1、2回、テディベアのおまつり(3月恵比寿にて開催のフェスティバル、または
 7月有楽町にて開催のコンベンション)に、1度のみの参加をさせていただいております。
 ネットショップ等の参加は予定しておりません。
 5、6年先には、東京以外の場所へ伺えることを目標にしております。
 
 今年は、7月30日(土)、31日(日)の『テディベアコンベンション』への出展が
 決定しています。詳細は、6月末~7月上旬にお知らせの記事を更新させていただきます。
 モバイル端末用画面では、PC画面のサイドバー(右端一列)に掲載している情報を
 バーガーボタン(漢数字の「三」のようなマークです)内に収納しています。
 そちらで、出展のお知らせや、アーカイブ等をご覧いただけます。よろしくお願いします。
 出展についての最新のお知らせは、こちら(1月末更新)です。
 
 直接お会いすることは ベアたちの思いでもありますが、私にとっても、
 同じ『好き』を共有する、各地のみなさまとお会いしてお話しすることが
 長い間願ってきた、大切な夢です。
 実現に向けて努力を続けていきます。どうぞよろしくお願いします。


 
 
 
 
 

 

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デニムのリペア

 
 
最愛の クラッシュドデニムくん・・*
 

 
爽やかな中に陰りのある色出し、少年っぽいスタイル、やんちゃなクラッシュ加工、
そのすべてが ステキすぎてうっとりしてしまうこちらのデニムは、
あの『AG』のものです。
・・そうです。 履き心地が良く上質で、足をきれいに見せてくれる大人のデニム、
それゆえ価格も とってもプレミアム~* な、AGです。
 
数年前、出会った瞬間 恋に落ちてしまった私は、
悩める日々の果てに「5年、いいえ一生履くわ・・!」と誓いを立て、さらに
ベアのおまつりを待ち「がんばったご褒美*」という理由もカウントに入れて、
ドキドキしながら、購入したのでした。
以来、カレに出会う前の(デニム)人生が思い出せないほど、履き続けてきました。
どんな靴でも、トップスでも受け止めてくれる、頼れる一本です・・*
 
 
 
そんなカレを昨日、リペアしました。
右膝の穴の横糸が切れて、広がるようになってきたからです。
修復は早いうちに。 ・・ええ、全ての関係性において重要です*
 
この春夏は、スニーカーオンリーで暮らしたいので、
足もとがラフな分、少し落ち着いた雰囲気にしたいと思いました。
ただ、穴を完全に縫うと 雰囲気が変わってしまいそうなので、
レースで透け感を残すほうがいいかも・・などと考えていて、
「編む」ことを思いつきました^^*
 
 
毛糸はこちらの、ハマナカ「リサイクルジーンズ」。
 

実際の、デニムの製造工程で出る端切れなどを紡績した、リサイクルの毛糸です。
残念ながら廃番になってしまいましたが、シュン用によく使いました。
パッケージも凝っていてカワイイのです。
 
 
 

穴の様子から、必要な編み地の大きさは横17cm×縦7cmほどと判ったので、
 
 

5号かぎ針で、メッシュ調の柄を編みました。
 
 

そして、後ろから貼りました。
まず、左右の縫い代に、編み地の両端をそれぞれ 半返し縫いで縫い付け、
上下は、縫うと表面に響いて 新しい傷をつける心配があったので、
表から見えない幅にカットした接着芯(洗濯対応)で、アイロン付けしました。
 
 

仕上げに表から、穴の両端部分のデニム生地と編み地を 数か所縫い合わせました。
動いたときにずれないよう、編み地を固定するためです。
「リサイクルジーンズ」の毛糸で、目立たないようにしました。
 
 
 
そして・・  できました~^^♪☆
 
   
 
足を曲げると、編み地がのぞきます。
同系色なので目立ち過ぎず、穴の広がりも落ち着いて、好きな雰囲気に仕上がりました。
嬉しいです。
 
 
 
今日、私は40代半ばへ踏み出しました。
これからも カレと仲良く元気に出掛け、楽しく暮らしていきたいです*
 
 
 
 
 

 

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写真館リニューアルのお知らせ
  by シュン 
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編物・手芸 8.2%

 
 
人間関係や生き方、文化のことなど、
世の中のことについて 書籍等で読むことが好きですが、
データを見て、あれこれ想像したり考えたりすることも好きです。
 
 
本日のタイトルは、
Yahoo! JAPAN インターネット クリエイティブアワード2015」の
企業の部サービス・コンテンツ部門において、Bronzeを受賞した、
博報堂生活総研『生活定点 1992-2014』の中の
「よくするスポーツや趣味は何ですか?」という質問について、
「編物・手芸」と答えた人の割合(洋裁、和裁は3.9%で別カテゴリー)です。
 
『生活定点』調査とは、博報堂生活総合研究所が、1992年から隔年で、
同じ条件で設定した調査地域で、同じ状況の調査対象者を毎回新たに抽出し、
同じ質問を繰り返し投げ掛け、その回答の変化を定点観測している時系列調査です。
最初の10年は2000人程度、以降は3100~3400弱人に、
訪問留置法で調査しています。
日頃の感情、生活行動や消費態度、社会観など、多角的な質問項目から、
生活者の意識と欲求の推移を分析することを目的としているそうです。
(調査概要は、こちらです。)
2014年10月に、そのデータを無償一般公開(フリーダウンロード、二次利用可能)し、
上記特設サイトが公開されました。
多数のデータを、無償かつ登録なしで閲覧することができて、有難いです。
約1500項目もあるので、時々、気になるものをクリックして見ています。
楽しいです^^*
 
 
 
さて、タイトルの「編物・手芸 8.2%」につきまして、
 

(スクリーンショットです。サイトのページはこちらです。)
 
この数字は、初回(1992年)より8.3ダウン、前回(2012年)より0.3アップ、なのだそうです。
22年前はなんと、現在のほぼ倍の16.5%で、最低は前回の7.9%です。
10%を切ってしまっているのは、ちょっとさびしいことですが、
ハンドメイドマーケットの拡大が 2011~12年ごろからといわれていますので、
もしあるならば、今年の調査ではアップしそうな気がします。
 
面白いのは、
このデータには「似てるかもグラフ、紹介します」というコーナーも用意されていまして、
約42,000,000通りの組み合わせから、形の似ているグラフを自動抽出して表示してくれることです。
このページでは、以下の3つが紹介されていました。
*編物・手芸をよくする女性50代と、旅行にお金をかけたい女性50代
*編物・手芸をよくする女性20代と、
  人とのつきあいで、作法やしきたりを知らなくても余り気にしない女性20代
*編物・手芸をよくする女性40代と、流行に敏感な女性40代
 
 
ちなみに、よくするスポーツや趣味の最多が「映画鑑賞」35.3%、ついで「パソコン」29.7%です。
 
そして、「映画鑑賞」の「似てるかもグラフ」では、
*映画鑑賞をよくする(全体)と、
  友達でも、間柄によって連絡の方法を意識して区別する(全体)
*映画鑑賞をよくする女性20代と、経済動向・景気情報に関心がある女性20代
*映画鑑賞をよくする女性20代と、家事をする時間を増やしたい女性20代、
 
「パソコン」の「似てるかもグラフ」では、
*パソコンをよくする(全体)と、情報を活用した生活をしている(全体)
*パソコンをよくする男性50代と、ディスカウントショップで買い物をしたい男性50代
*パソコンをよくする(阪神圏)と、主に妻が物事の決定権を持っている、既婚の(阪神圏)
が、抽出されています。
納得するもの、意外なものなど、色々と考えさせられます。
 
 
 
そして、「ランキング」も面白いです。
(「ランキング」のみの閲覧ページはないのですが、こちらの10位の下あたり、
 「前の項目」をクリックすると、他項目のランキングも見られます。)
 
下は、「信じるものは何ですか?(サイトのページはこちら)」という問いの答えで、
 

1994年(91.0%)→2004年(89.9%)→2014年(86.9%)と、
少しずつ減ってはいますが、それでも「人の善意」が90%近い数字で1位です。
 
 
しかし2位を見ていくと・・

 
2014年は、「お金」が「愛」に勝っています。 ・・あらら^^;☆
 
バブルがはじけて、夢を見られなくなり堅実な傾向に変わっていったのかな、
あるいは、20年の技術の進歩がすさまじくて(初回はWindows95の登場前なのですね)、
超常現象のような分野に対しての捉え方を大きく変えたのかな、などとも考えられますが、
こうして情報化社会に突入し、さまざまな出来事の裏側を知ってしまっても、
「人の善意」と「愛」がこれだけ高い数字であることはすごいことで、希望だと思いました。
 
 
 
おしまいに、「どのような時間を増やしたいですか?」という質問の
2014年の結果をご紹介します。
*1位:趣味にかける時間 55.6%
*2位:睡眠時間 55.4%
*3位:家族と過ごす時間 33.8%
 (こちらの下方に割合があります。)
 
いずれも、2012年に比べて、全体では下降気味なのは、
景気の回復感が薄く、社会不安が大きくなったからかもしれませんが、
最近よく取り上げられている 人工知能の発達によって、
時間的な余裕が増えていったらいいな、と思いました。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
一昨日の嵐の日に、玄関に舞い込んできました。
 

 
今年もです。
嬉しかったです・・*
 
 
 
 

 

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桜を待つ日々

 
 

 
東京は、昨夜から今日の午前中にかけて、
桜の開花を誘う雨が降りました。
大好きな季節が、もうすぐやってきます。
 
 
 
 
*プリマヴェーラ*
 
堀口珈琲の春の限定ブレンド「プリマヴェーラ」を、
長く続いた雨が上がった今週、ようやく買いに行くことができました。
今年は、酸がはっきりと強めに出ているので
甘く濃厚なハーシーチョコレートに、よく合います。
毎朝「春が来るんだ・・*」と明るい気持ちになれる、
大好きな珈琲です。
 

 
 
 
 
 ムーミンの
 オレンジ「K」のマグカップも
 元気に活躍中です^^*

 
 
 
*Sphero*
 
シュンは今、プログラミングでお世話になっている会社で教わりながら、
球体のロボット「Sphero(スフィロ)」を使ったイベントの準備に参加しています。
かわいがって下さった大学院生のお兄さんにとっての最後のイベントなので、
定例の集まり以外の日も、インターネットでやり取りをしながら、
作業を続けています。
小さな子供たちに、迷路で動かして楽しんでもらうのだそうです。
開催はちょうど満開の頃。 良い日になりますように。
 

 
 
 お兄さんが貸して下さった
 スケルトンタイプのSphero。
 ランダムに光ります。

きれいな桜色・・*
 
 
 
 
*ベアたち*
 
我が家のベアたちもみんな、開花を心待ちにしています。
 

立春以降に登場したひとたちの、お昼寝明けの様子をパチリ^^*
 
 
 
私は春の生まれなので、桜が特に好きです。
穏やかな、優しい春になりますように。
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
木曜日(17日)は、NHK『クローズアップ現代』の
キャスターの国谷裕子さんの、最後の回でした。
いつもは録画を観ているのですが、
この日は偶然、シュンと19時半からの回を観ていました。
3月末までだね・・と話しながら。
 
ずっと観ていたのでさびしくて、
ご挨拶をされる場面を観返すたびに 泣いてしまいます。
 

 
 

画面いっぱいに広がった淡い桜色の木々。
国谷さんの聡明な美しさが表現されているのだと思いました。
 
 
番組を通じて、本当に多くのことを学ばせてもらいました。
国谷さんは、これからもずっと 私の憧れの人です。
 
長い間、お疲れさまでした。
ありがとうございました。
 
 
 
 
 
*いつも観ていました。
 「編み物をしながら(2012.6.22)」
 
 
 
 
 

 

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風邪と靴下と私 -2016-

 
 
3月に入り、風が少しずつ春らしくなってきた気がします・・*
 
今年こそは後戻りの少ない「すっきり、春♪」を迎えるために
私がすべきこと、それは、この冬をきちんと総括することです。
 
昔読んだ、海外のSFに、
「世界は 個々人の幻想の産物であり、精一杯、生きて動いているつもりでも、
実際には誰もがみな、カプセルの中で平和に夢をむさぼっているのだ。」
という物語があり、衝撃を受けました。
 
・・ええ。 『まとめ』なくして本当の春が来ないということは、
同じようなことを書いたような気がする 2013年のあの日も今も、
変わらぬ真理であると思われます*
 
と、いうことで
本日は、この冬をまとめたいと思います。
約2年ぶりです~^^。 (前回はこちら『風邪と靴下と私 -2014-』です。)
 
 
 
1.風邪
 
この冬は、私もシュンも風邪をひきませんでした・・*
とくにシュンは、人生初の、「年間通じて病欠ゼロ」達成の見込みです。
 
小学校1年生までは喘息があり、その後も牛乳や動物等のアレルギーで
体調を崩すことが多かったシュンですが、今年は抗アレルギー薬もあまり使用しませんでした。
小さな頃から長期間投薬しなくてはならないことが かわいそうでしたが、
お医者さんの「中学生になれば丈夫になります」との言葉の通りになり、本当に有難いです。
 
 
この冬の勝因は「食」だと思います。
冬は、風邪」の頃からの うがい手洗い等の対策に加え、
空腹状態が長くならないよう、1日3.5食のつもりで 夕方のおやつを摂りました。
昨年、忙しい日が続いたことで疲れがたまり、2月にインフルエンザにかかってしまったからです。
寒い中疲れをとるために、しっかり食べようと思いました。
題して、「『太る』は禁句」作戦です^^。
 
基本的には、シュンの帰宅時までに食パンを焼くか、おにぎりを作っておき、
夕食までの間に、シュンは食べたいだけ、私はどちらか1つ(枚)を食べることにしました。
余裕があるときは、芋きんとんや大学芋、焼きバナナ、甘酒などの
甘いおやつも用意して、一緒にとりました。
 

特別な日には、ふんぱつしてケーキを^^♪
こちらキルフェボンの いちごのタルトは、ホールごと食べたいくらい大好きです*
 
 
そして、食べることのメリットは他にもありました。
思春期のイライラも 減るんですね。
食べて体が温まると穏やかな気持ちになるからか、シュンとの会話も増えました。
 
 
これからも、「風邪に負けないぞ~*」の強い気持ちで、
がんばりたいと思います^^*
 
 
 
 
2.かぎ針編みの靴下・まとめ
 
強度があり丈夫な分、高価格の「ナイロン混毛糸」を潔く買える大人になるために・・*
2014年1月から、Opalの「XLarge」を使った靴下の着用&洗濯実験を行ってきました。
そのまとめをご報告します。
 
 
(1)ナイロン混毛糸「XLarge」について
  ・価格 :1玉 1700~2000円程度
  ・混率 :ウール75%ナイロン25%
  ・1玉あたりの量 :150g、320m(1足あたり120g程度使用)
 

P☆snapshots 61より)
 
 
(2)完成時の様子
  「かぎ針編みの靴下・考<3>」でご報告した、
  着用&洗濯実験開始前の写真です。
 
    
 
 
(3)着用&洗濯34回目の様子
  「風邪と靴下と私 -2014-」でご報告した写真です。
 
    
  2014年5月7日の記事です。
  毛玉、毛羽と色褪せが目立ってはきましたが、
  着用には問題ない程度でした。
 
 
(4)現在の様子
 その後は、破れたらご報告することにしていましたが、
 2016年3月5日現在、まだ破れていません。 すごいです・・!
 
 この間の着用&洗濯回数は、180回程度。
 2014年10月~2015年3月と、2015年10月~現在まで
 ほぼ1日おきに着用、洗濯をしてきました。
 
 こちらが、現在の様子です。
    
 
    
 
 実は、上の写真のように 足首の部分は昨年末には ほぼ伸びきってしまっていて、
 現在は、脱げてしまわないよう、折り曲げて履いています。
 また毛玉もかなり多く、見た目としてもそろそろ限界だと思います。
 ですので、厳しめには、実質 着用&洗濯180→135回(昨年末まで)程度です。
 そうすると、トータルで180回程度耐えたことになると考えられます。
 
 
(5)結論
 長い期間着用し続けることができたことで、
 高価格でも「ナイロン混毛糸」Opalを使用する価値はあると思いました。
 これからは安心して購入できます。嬉しいです・・*
 
 
 
2012年秋から不定期で ご報告してきました、
michiyoさんレシピの「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは今回で終了です。
長い間お付き合い下さいまして、ありがとうございました*
こちらのカテゴリー「スヌード、靴下etc」にこれまでのご報告をまとめています。
(クリックしていただきますと、ページが開きます。)
 
 
 
 
この冬のまとめ、は以上です。
さあ、明日(雨の場合は明後日)からは きっと、
キラキラの春になることでしょう~^^*
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
7.カイトとバブル
 


 
 「なぜ、分からないふりを続けるのだ?」
 「・・楽だからだよ。」

 
 
-結局のところ みんな、表面しか見ていない。
 そのくせ勝手に決めつけて安心して、勝手に決めつけて絶望している。
 適当でいるほうが楽でいいんだ・・。 
 
 
 
*こちら『我が家のベアたち』で続いているお話です。
 
 
 
 
 
 
 

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