月と妖精たち1 (P☆snapshots 115)
ユリちゃんの弟、竹くんが
ポラリスのことを教えてくれました。
「妖精さんのことも 聞きたいな*」
「いいよ。」
-ポラリスはね、光を放つ、輝く星なんだ。
ちゃんと、空、雲に 海だってあるんだよ。
星が発する光を 太陽と月が受け止めて調節して、
必要なものを 大地に届けてくれるから。
そして、妖精と呼ばれるぼくたちは、
植物を見守りながら、彼らに「時」を知らせているんだ。
それは 例えば、
すみれの花が咲くときを・・
「はい、今日のおやつ。
シュンの大好物なんだって♪」
「うれしいな・・*」
すすきの綿毛が旅立つべきときを・・
「ホントに、ふわふわね~*」
「なつかしいような 手触りだ・・」
*フォクちゃんお昼寝中^^
良い香りのおいしい実を、ふくらませるときを・・ - 。
「ね、思い出して。
私たちは、待つことで見えるものも、
たくさん 知っているわ*」
「・・・あ。」
そうやって、ポラリスの自然を支えていくのが、
ぼくたちの役目なんだ。
-ところで、ポラリスの「太陽」はね、
もうずいぶん長いこと 旅に出ているらしいんだ。
それで、今は 月がひとりで がんばってくれている。
その月を守ってきたのが ぼくの姉、ユリなんだ・・。
*本日の登場は、
・キャンディー*etoffe のベア
・すすきのベア
・綿毛のベア
・すみれの花のベア・ブルー
・すみれの花のベア・レッド
・ベリー&クリームのベア
の みなさんでした*
*次週、『月と妖精たち2』 に続きます。
*ポラリスのこれまでの物語は、こちらです。
*** *** ***
七色のひと ⑥
「ユリは 分かって、
やってきたのかな・・。」
「ぼくは、そう思っている。」
- きみは上手に扱うけど、
なかなか難しいんだね。
- ・・まぁね。
- ユリも、みんなも、これでも きみのことを、ずっと心配していたんだ。
そのことは、わかってほしい・・。