希望の緑 (P☆snapshots 186)

 
 
希望の色をした イチョウの若葉・・。
 
 

 
きれいだなぁ。
ぼくは、この緑を きちんと見たかったんだ・・・*
 
 
 
コンちゃんとバブルが 大切なことを話してくれて、嬉しかったな。
おかげで ずっと考えてきたことに、新しい気づきも もらった。
 
それは、だれもが、抱えきれないほどたくさんの愛情を持っていて、
「愛したい」といつも願っているのだ、ということ。
 
そして、どうやって「違和感」を受け入れ、向き合うかについても、
ひとによって納得が違うということ。
ずっと近くで暮らしてきたコンちゃんとバブルでさえ、
同じ世界を出来事を相手を、あんなにも違う視点で捉えていたなんて・・
本当に、意外だった。
 
自分の納得は? 自分の覚悟は・・?
「彼はこうだけれど、ぼくはどうだろう」ということを、
ぼくも、突き詰めて考えてみたいと思ったんだ。
 
 

 
 
 
それから、バブルが聞きたいと言っていた’役割’のことも 考えている。
とっても難しい問題だよね。
 
コンちゃんもバブルも、そして たぶんレオニードも、
役割が 苦しくなってしまったんだと思う。
 
ぼくは、コンちゃんのために作られたことについては、
意識したことがなかったけれど、
カズキのためにここに居よう、と思うのをやめるまでの間は苦しかったから、
少し、分かる気がするんだ。
 
だけど、
ポラリスを作ったシュンは、3人を好きだから作ったわけだし、
コンちゃんだって、カズキだって、ぼくのためを いつも考えてくれていた。
その思いの深さは、同じなんだよね。
 
 
じゃあ・・
背負うものの大きさによるのかな。
一度は手離したいと感じてしまうのかな。
 
まさかこっちも、
自分自身の納得と覚悟にかかってくるということ・・?
 
うわー ・・・
こっちのことは、突き詰めて考えるには ぼくには勇気が要りそうだなぁ。
 
 
 

 
 
 
そして もうひとつ、バブルが聞きたいと言っていた’これから’のこと。
「わからない。でも、大丈夫。」って、ぼくは答えようと思っている。
 
確かなことは、
誰かのためを思ってした結果に、取り返しのつかない失敗なんて、ないということ。
たぶん、コンちゃんもバブルも、一緒に気づいていた。
 
悲しくても、辛くても、必要なことがある。
痛みが教えてくれる 宝物がある。
だから ぼくたちは、愛することを 躊躇しなくていいんだ。
 
 
 
ぼくは、バブルと、みんなと、
‘大好き’という思いを希望にして、前に進んでいきたい。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
 
終・『孤独』というもの
 

P☆snapshots 35』より
 
 
今は、’乗り越える’ものではなく、むしろ、
そばにいて知らせてくれるものだと思うことがある。
希望の道を。
 
 
 
カイトは、どう思う・・?
 
 
 
 
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