深い森の奥から (P☆snapshots 127)
ポールスタア。
それは、深く豊かな森の奥の、吸いこまれそうに透明な湖。
P☆snapshots 24より。
そこに住んでいると 特別な瞳になるのだと、
教えてくれた人がいました。
こぐまちゃんのお兄さんが 湖からやってきたのは、
寒さが厳しくなり始めた昨年の冬。
その後、我が家には 湖からもたくさんのベアたちが来てくれました。
フォレストグリーンのベア
「私がここへ来たのは、秋。
ちょうど1度目の赤い月の頃でした。」
-そして、深い森の色に 光の粉をまとったあなたがやってきて、
しばらくしてから、2度目の赤い月が現れました。
あなたの姿は、湖のひととは違う森の色。
私と、同じ・・。
そのことについて、理由があるなら聞かせていただけませんか。
グリーン・mufloneのベア
「カスミとともに『時』を読み、
知らせるのが私の役目です。」
-ここは、湖はないけれど、静かな川と空が近い。
2度目の赤い月と、嵐を超えた、空が反転する時間帯に
真実を浮かび上がらせるために、私たちはやってきました。
春の霞のベア(P☆snapshots 125)
「ちょうちょと一緒に、
風を読むの。」
-なにを真実とするかは、それぞれに委ねられているとしても、
心が決まることは 大切なことだから・・。
こぐまちゃんのお兄さん・ベア
-ポールスタアは、その澄んだ湖面に映し出すのです。
深い心の奥の真実を 見つめる手伝いをするのが、
私たちの役目なのです。
-・・しかし、なぜ今、ここで・・・?
-ひとつには、あのひとの大切なお友だち、
あなたのことを ユリから聞いたこと。
この 特別な瞬間の宝物のことを、ぜひ知ってもらいたかったのよ。
カフェラテ色のベア
「そしてもうひとつは、
切実な、願いのような この空の色。」
-思いがあふれて 途方にくれているなら、
見つめて、手にして、少し 踏み出してほしいと、思ったの・・。
-心の奥にある、宝物を・・。
Lupo のベア
「ぼくの役目は、
深くまっすぐに届く光を
集めることなんだ☆」
-湖と違って コントロールが難しいけれど、
風のない晴れた日なら、じょうずにできるよ。
若葉のときは もうしばらく続くから、
いっしょに気持ちを合わせてね。
-きっと、見えるよ・・*
*これまでに登場した、湖のひとたちは、
こぐまちゃん・ベア、ブラウン杢のベア、ココアクッキー・ベアです*
*ポラリスのこれまでの物語は、こちらです。
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嵐が怖くないと、教えてくれたひとがいたの・・。
「必要なことなのですよね。」
「うん・・*」
*詳しくは、P☆snapshots 65にて^^*