時間の感じかた
東京は、またまた寒くなりました。
この時期は、季節が行ったり来たりを繰り返すせいで、
なんとなく、気持ちが落ち着かないですよね。
でも、「早く暖かくなってほしい」と思いながら
待ちわびるように過ごした去年とは少し心境が違って、
落ち着かない感じは同じですし、花粉症も辛いのに、
なんだか、毎日が楽しいのです。
意外に思って考えてみたら、シュンたちの影響でした*
永遠の11歳^^☆のシュンは、もうすぐ中学生になります。
つい最近まで、私の肩くらいの背の高さだったのに、
あっという間に並んでしまって、もう小学校を卒業します。
でも、どう見ても駆け抜けているようにしか思えないのに、
なぜか時間の感じ方は、私よりずっと長いようなのです。
「時間の感覚は年齢に反比例する」そうで、
確かに自分でも、年々感じ方が短くなっていくと思います。
でも、シュンと友だちの様子を見ていたら、
経験と記憶の違いとはまた別の、時間の引き伸ばし術を
持っているのではないかと感じました。
彼らは、すごくまっすぐに貪欲です。
面白い、楽しいと感じたことに、ずんずん入り込んでいきます。
「そろそろ時間よ」と言っても、聞こえないし、止まりません。
その様子はまるで 切り開いていくようなのです。 時間の中に、別の時間を。
そして、笑いながら「もっともっと」と、どこまでも追いかけて、
結果、時間を引き伸ばしていくのです。
すごいなあ・・* そう思っていたら、いつのまにか私も、
やりたいと思ったことに、手をのばすようになっていました。
もうすぐ、すごく忙しくなるのに、
あの楽しげな様子が焼き付いてしまったので、止まれません。
それは、プログラミングや、
ホームページを編集したくて勉強を始めました。
鬼まんじゅうみたいな重曹でふくらませる蒸しパン。
次の夏のバッグの準備、などです。
中に入れる巾着を、綿の毛糸の色違いで いくつか作りたいです。
きっと今年もすぐに、春が来て夏になり、秋が終わります。
でも、好きだと、楽しいと感じて手をのばしたら、
新しい回路が開いて、そこに留められる、かもしれない。
そう思うと、やりたいことが次々に見つかって、
落ち着かない中でも、なんだかわくわくして、楽しいのです。
「時間はこうして長くできる」、そう気づけたこともまた、
楽しい気持ちを増してくれているのかもしれません*