混沌を抱えていく

 
 
実は、レオニードの登場によって開かれた扉の先には、
Polaris の世界を編む幸せと、同時に ある事件が待っていて、
巻き込まれた私は文字通り、
正反対の2つの世界を生きることになりました。
 
 
早く解決して楽になりたいと 強く願って行動しても、
たくさんのかたが力を貸して下さっても、
試行錯誤の日々は混沌としていて、解決には結びつかず、
気が遠くなりそうな息苦しさを、
ベアの世界に浸ることで癒す日々が続きました。
 
 
いつまで続くのか、どうすれば自由になれるのか・・。
不安定さに、いよいよ耐えきれないと思ったとき、
ふと、夢中で作ってきたベアたちの姿を見て、愛しくてたまらなくなり、
気づきました。
 
それでも、「愛しい、大好き」と思えるベアを、私は形にできている・・。
 
そして、厳しくて苦しいと思ってきた現実を振り返ってみると、
シュンが元気に成長していることや、心を開いて話せる人たちとの出会い、など
確かな、たくさんの幸せで、満ちてもいるのでした。
 
「混沌に慣れよう、抱えたまま生きていこう。」 
そう決めました。
 
 
それでも、「早く・・」と祈るような思いにとらわれることはあります。
そんなときは、本当に必要な、大切なものはきっと、
時間をかけないと手に入らないのだ、と考えることにしています。
 
 
 
未来を信じる気持ちと混沌を、ともに抱えて
強くあり続けたいと思っています。
 
 
 
 

いちばん辛いときに、来てくれたカイト・ベア
いつか、彼のことも守れるようになりたいです。
 
 
 
 
*2週に渡って、制作の思いを書かせていただきました。
 Polaris の世界は、私の日々の生活と繋がっているので、
 事情により少ししか書けないですが、いつかお話ししたいと思っていました。
 読んで下さいまして、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 

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