日曜日のお楽しみ

 
 
夏の終わりから、日曜朝10時の『ワイドナショー』を楽しく観ています。
 
面白い、と耳にするたびに「観よう」と思いながら、
週末になるとなぜかすっかり忘れ続けること1年・・^^;
こんなに面白いなら、もっと前から観たかったな、と思っています。
 
 
ワイドナショー(←番組HPです)』は、東野幸治さんがMC、
松本人志さんがレギュラーコメンテーターを務めるバラエティ番組で、
2013年10月から関東で深夜番組として放送されていたものが、
2014年春に この時間帯に引っ越してきました。
 
毎週、その週に起こった事件の中のいくつかを取り上げて、
松本さんと、週替わりで登場するゲストコメンテーターが意見を言います。
どのテーマが取り上げられるのか、誰がどんな意見を言うのかも楽しみですし、
松本さんの独走や、ゲスト同志の衝突、同調(の結果の暴走)もあって、
それを東野さんが受けたり流したり振ったり断じたりしながら進んでいくという
全体の流れを見るのも面白いです。
また、シュンと「これは良くないよね・・」と言い合ったり、
重い気分で聞いていたニュースに、笑いの視点で切り込んだりするところも新鮮です。
 
例えば、司法試験の問題漏えい事件について松本さんが、悪いとしながらも、
哀しいかな、おっさんはそういう生き物なんですよ・・と教授の心情に理解を示したり
(東野さんが少し焦って「でも、良くないですよね?!」と数回、確認するように
聞き直していた様子から、常に許容ラインを意識していることもうかがえて面白かったです^^*)、
安保関連法案について社会学者の古市さんが、
日本にとって一番得なのは、法案を成立させつつ民意で出せない立場をとることだと、
そのためには賛成派も反対派も頑張ってほしい、というような発言をされたりして、
笑ったりびっくりしたり、極端過ぎるなぁ~・・と思ったりしながらも、
一理あるかもしれない・・と、考えさせられます。
 
 
今は、普通のワイドショー番組でも、
政治や経済、事件などのニュースを丁寧に解説してくれるものが多いですが、
内容を説明し問題点と解決策を示す、という形式にまとめる過程で、
結論が決められた方向へ収れんされていくと感じることが、よくあります。
まるでパズルをはめていくように、決まった結論に向かうための情報が並べられるのです。
短い時間の中で、たくさんのニュースを分かりやすく伝えてもらえて助かる一方で、
視点も意見も色々あり、まとめにくいのが自然なのだ、ということをつい忘れがちになり、
気づくと私も、番組内でうんうんと頷いている様子に安心したりしてしまいます。
 
それでインターネットで検索してみるのですが、情報の価値がタダ同然のためか、
掘り下げたくても、テレビ番組や他の記事のコピーばかりですぐに行き詰まってしまいます。
どんなことでも載っているかわりに、深く多面的に知ることは難しいのですね。
 
「概要を知る(押さえる)」ことに労力がいらなくなった分、
着眼点を増やしたり中身を疑ったりすることを意識しなくては、と感じます。
 
 
そういう点で『ワイドナショー』は、
時に破綻したままで終わってしまい、消化不良な気分になったりもしますが^^;
それこそがさまざまな考え方の反映でもあると思うと、その雑多な感じに安心もできます。
この先も予定調和や納得感を追わず、出演する人たちが言いたいことを言う、というところに
重点を置いて欲しいです。
シュンが、松本さんの意見にさんざん笑い転げたあと、たまに
「でも、そうかもね・・」などと言ったりすることが、有難いです。
 
 
笑って考えて、「あと一日かぁ・・」と思う朝にも元気になれる 日曜日のお楽しみ、
ずっと続いてくれたら嬉しいです・・*
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
さくらももこさんの漫画『コジコジ』です。
20代の頃に持っていて、面白くて大好きでした。
当時、3巻以降の続きがずっと出ないままだったので 心配だったのですが
最近4巻が出ていることを知り、改めて読みたくなりました。
 

 
 
 
 
 
 

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