パソコンの音楽

 
 
今の子供たちについて、羨ましいと思うことの1つは、
パソコンを使って、音楽作りが気軽にできることです。
私が子供の頃は、坂本龍一さんに憧れて同じように作りたいと思っても
ピアノの教室では作曲の手ほどきまで。その先は、
専門学校などの特別な進路と、機材を揃える経済力が必要でした。
「少し親しんでみたい」「まねのようなことでいいからしてみたい」という希望を
叶えてくれるようなリソースはありませんでした。
 
それが今では、DTM(デスクトップミュージック)技術の進歩のおかげで、
ソフトをダウンロードすれば、楽器が弾けなくても、楽譜の書き方を学んでいなくても、
複雑な音楽が簡単に作れてしまいます。
つい先日も、シュンがパソコンで去年の合唱大会で歌った曲を流していたのですが、
途中で曲の印象とかけ離れたアレンジが入って違う曲に変わってしまったので、
驚いて尋ねたところ、
「部活でフリーソフトを使って遊んでみたんだよ。面白いでしょ。」という返事でした。
パソコン部でそれぞれが自由にアレンジを加えていった共同作品なのだそうで、
キラキラ音やシュっという効果音なども散りばめた、面白い作品になっていて、
すごいなぁ!と思いました。
 

TAKABO SOFTさんからいただいた『Domino』というフリーソフトを使ったそうです。
こちらからダウンロードできます。
 
 
 
さらに、歌を歌ってくれる「ボーカロイド」の進化もめざましいです。
今年はついに、『SEKAI NO OWARI』の深瀬さんのボーカロイドも登場して、
ご本人かと思うような歌声を聴かせてくれています。
 

ボーカロイドのFukaseさんが歌う「スターライトパレード」です。
そっくりです・・!
 

『VOCALOID4 Library Fukase』の公式サイトはこちらです。
歌も聴けます。
 
 
 
私は、初音ミクが好きです。
アニメ画の女の子というと、胸やウエストが強調されたスタイルと
少し媚びたような笑顔が苦手なのですが、ミクちゃんは違っていたので、
幼いシュンにも安心して見せられると思ったのが 入り口でした。
そして、きれいなブルー系の長い髪と瞳。
独特の存在感と透明感、清潔さを感じさせる色で、ぴったりだと思いました。
 
いちばん好きな歌は、2012年の『Tell Your World』です。
歌声もですが、動くミクちゃんとその表情がかわいいのです。

 
同じ年の ちょっと切ない『ODDS&ENDS』と、

 
2013年のキュートな『ビバハピ』も好きです。

 
ただ、その頃はNHKの『クローズアップ現代』(2012年2月28日放送)のこちら 
思いが伝わる声を作れ ~初音ミク 歌声の秘密~』でも特集されるなど、
一般の歌の世界にも進出していくような広がりが見られるかもしれないと思ったのですが
予想したようなブレイクというよりは、好きな人たちの集まる世界の中で
変わらぬ熱い支持に包まれながら、最先端の技術を取り込んで、
歌声、動きの進化を続けている印象があります。
 
そのことについて、様々なことを考えます。
例えば、テレビや雑誌という昔ながらの媒体を使わない活動だから
限定的広がりで落ち着くということなのか、
パソコンが普及して「好き」を注ぎ込む対象が増えた今の時代には
限定的な世界の中で発展していくのが自然なことなのか、それとも、
技術的限界(歌声に残る違和感など)で、広く浸透するまでには至らないのか途上なのか、
単純にこの数年の楽曲の性質の問題なのか、私の情報量の問題なのか、
あるいは、そもそもすでに音楽自体、制作やマーケティングの裏側を知られ過ぎて
神秘性が薄まり 力を失っているので、もっと違う種類の新しい力がないと
大きなブレイクには至らないのか、だとしたらどんな力だろう・・
・・など、パソコンの普及に伴い進化してきた分野なので、
どんな変遷をたどっていくのか 興味があるのです。
 
そして、そんなふうにあれこれ考えながら、新しいタイプのアーティストを、
その出現からリアルタイムで追えるのは、すごいことだと思います。
これからもずっと、できるだけ近くで見ていたいです。
 
まずは、昨年はチケットが取れず、今年はシュンの定期テストと重なってしまった、
動く生(?)のミクちゃんが観られるライブ『マジカルミライ』に
来年こそは行きたいです。
 
そして近い将来にはぜひ、リアルの深瀬さんやPerfumeとの共演を観たい・・* と
思っています。
 
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 
似ているかな・・^^*
 

 
友人が、私に似ているといって プレゼントしてくれました。
誰かに似ているなぁ・・と思ったら「ピチュー」で、
タグの後ろには、こう書かれていました。
 
『「へんしん」が にがて な メタモン
 なんども ちょうせんするけど
 やっぱり しっぱい しちゃうんだ。。。』
 
不器用さを認めてもらえたようで、ほっとしました。
 
 
 
 
 
 

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