「細編み」へようこそ

 
 
テディベアコンベンションのときに、いただいた質問で多かったのは、
「どうやって編むんですか?」というものです。
 
私のベアのパーツは、すべて かぎ針の、細編み(こまあみ)です。
「輪」の作り目から円形に進んでいく、編み方です。
 
 
時々、かぎ針編みを教えていますが(教えられるのは、かぎ針編みだけです・・^^;)
最初は、針の扱いに慣れるまで「くさり編み」を編んでもらいます。
その次に「細編み」にチャレンジしてもらいます。
 
でも実は、この「細編み」にさえ慣れてしまえば、
あとは、スタートのときの「輪」の作り方と、
上の段での、増減の仕方を覚えるだけで作品が作れてしまうので、
みなさん、あっというまに卒業、していかれます^^*
 
 
どんなものができるのか、例を3つ挙げてみます。
 
1つめは、水筒ケース。
サイズを変えて、ペットボトルケースにもできます。
真ん中あたりで紐を通せば、巾着にもなります。
 

 

 
まず、底の部分を「輪」にして、6目の細編みを編み(これが1段目です)、
2段目以降は、1段につき6目ずつ増し目をします。 つまり、
1段目6目、2段目12目、3段目18目、4段目24目、5段目30目、6段目36目、
と編んでいきます。 こうすると、円のコースター形になります。
 
底の大きさくらい(今回は6段目)になったら増し目するのをやめ、
7段目以降は、毎段同じ目数(今回は6段目と同じ36目)で編み進みます。
そうすると、円筒になるのです。
ちょうど良い高さまで編んで、紐を通したら、出来上がりです。
 
 
 
2つめは、エコアンダリヤ×余り布の、ピンクッションです。
 

 
だいぶくたびれましたが、まだまだ元気^^。
この、半分から下の部分が「細編み」なのです。
 

 
上の水筒ケースと同様に、今回は7段(42目)まで編んで、
その後、4段ほどを42目のまま編み、カゴ状にしたものに、
カゴと同じくらいの大きさにまとめた綿を布でくるんで、
端をボンドなどで簡単に処理して、カゴにかぶせたら、
編んだ部分と布の部分を、同色の糸で、かがって付けます。
 
 
 
最後、3つめは「あみぐるみ」です。
こちらは、数年前に作ったオリジナルです。


全パーツが、円形の「細編み」で、できています。
目の周りと鼻は、黒いフェルトです。
 
 
 
ご興味を持たれたかた、
夏は、綿や麻、エコアンダリヤに代表される涼しげな質感を目指した毛糸もあり、
レシピもネットのあちこちで探せます。 ご一緒にいかがですか^^**

 
日本ヴォーグ社が運営する「手作りタウン」は、説明がわかりやすいので、
「細編み」がどんな感じか、を見ていただくのに、おすすめです。
 
*持ち方はこちら
*「輪」の作り目から円形に編む方法はこちら
(スクロールしていただいて、後半部分にあります。
 その下の動画は、数段分編んでいるので分かりやすいです。)


本もいろいろ出ていますが、説明方法に相性があると思いますので、
私は、まず図書館で借りてみるのが、失敗がなくて、いいと思います。



左側は、一冊あれば何かと便利な、かぎ針編み全般の説明本。
右側は、タカモリ・トモコさんのあみぐるみ本。
手足が短く、耳・鼻も小さいので、早く編めます。
 
 
 
あみぐるみは、つい気合いが入っちゃいますので^^* 追記しますと、
毛糸の太さで、大きさを変えることができます。

そして、きれいに仕上げるポイントは、
 *毛糸用のとじ針を用意することと、
 * パーツのつなぎ目にあたる、最後の数段分どうしは同色にすることです。
 
つまり、
の最後の数段分は、の色と同じにする
手足の最後の数段分は、の色と同じにする
の最後の数段分と、の最後の数段分は同じ色にする
ということです。
そうすると、つなぎ方が多少うまくいかなくても目立ちません^^。

耳の大きさを変えたり、足の付け方や長さを変えたり、
胴の色変えで遊んだり、目の大きさや付け位置で顔を変えたりすることで、
さまざまな大きさと形のあみぐるみが作れます。


細編み、とっても楽しいですよ~♪
 
 
 
 
***  ***  ***
 
 

 
 「幸せだなぁ~**」

 
 
 
 
 
 

≪≪   堀口珈琲  

 

HOME

 

etoffe(エトフ)のいとこ・ベア    ≫≫