そして 冬至の昨日、
レオニードも、旅立っていきました。

・・という
ことなんですけど・・。
「ぼく、どこへ行ったらいいのか、わからないの・・。」
- 内側の 深いところへ と、

「届いたんだ・・!」
「・・ああ。」
いくつもの季節の力を借りて、ぼくたちみんなで送り続けた光が、ついに -。

「それなら ぼくと、外の世界に出てみないか?
一緒に、ユリのところへ行こう。 カイトさんの ふるさとだよ。」

ユリちゃんのいるところ・・
カイトのふるさと・・

「素敵だね・・! レオ*」
「行っておいでよ・・!」

「ここは大丈夫。しっかり守っておくからさっ☆」

外の世界。
この毛糸の家の、外の・・。
ありがとう、みなさん・・!
「ぼく、行きたいです~!!」
こうして2人は、短いお茶会のあと 日が暮れる前に、
シマトナくんとサンタさんとともに出発し、

「どう・・?」
「バブルの方法だと はやいね。
ポラリスのほうも、OK!」
シュンとバブルとで 我が家を、
ポラリスとの回路を含めた 外の世界から’閉じ’たのでした。