かぎ針編みの靴下・考 <1>

 
 
涼しくなってきましたね・・*
編み物の季節の到来です^^*
 
秋冬は、色々な種類のあったか小物を編んですぐに使えるので、
編む楽しみが、倍増します。
書店にも、待ちかねたように新刊本が並び、
見て回るだけでも、わくわくします。
 
始まりのこの時期、去年までは市販のフェルト底を使って編む、ルームシューズから
取り掛かっていたのですが、今年は「かぎ針編みの靴下」で、スタートしました*
 

(↑こちらは、昨年編んだものです。)
 
シマトナくん」で登場した、michiyoさんのソックスです。
 
 
手編みの靴下には、棒針編み、かぎ針編みのそれぞれがありますが、
棒針で編む靴下は、工程がちょっと複雑です。
細い糸を丹念に編み上げていく楽しさはありますし、
仕上がりも、工芸品のように素敵なのですが、私にとっては、
じっくり取り組む時間の取れる年末年始でないと 難しい分野です。

一方で、かぎ針編みの靴下は、編みやすいのですが、
フィット感や形がいまひとつになりやすいです。

 
それで、毎年ルームシューズを編んでいたのですが、昨シーズンに
michiyoさんのこの「着こなし上手のニットのふだん着」のソックスに出会いました。
引上げ編みを使っているのでフィット感があり、きれいな靴下の形になります。
柔らかいルームシューズのような肉厚感も、あたたかみが感じられて好きです。
気に入って、昨冬は12足編みました^^♪

かかとの部分から足首部分に移る際に、やや難しく感じるかもしれませんが、
1足編むと慣れて、コツがつかめます。
つま先から編むので、編みながらサイズを調整することもできます*
 
 
 
さて、私はこの靴下を、普段使いにしていますが、
春先にふと思い立ち、劣化の度合いを調べてみることにしました。
 
といいますのも、市販の靴下はたいてい、強度を上げるために、
ナイロン糸を裏糸などに使用していますが、
一般的な毛糸は、ウールのみ、もしくはアクリル混ウールのものです。
ナイロン入りの毛糸は、価格が高めなのです。
 
しかし、「3足1000円」の靴下も出ているこのご時世、
1足に2玉半程度使用するとして、1玉あたり300円を超えると、
毛糸代だけで、1000円近くなってしまいます。
 
そこで、ナイロンなしの、安めの毛糸で編んだものは
着用&洗濯でどう変わっていくのかを、見てみることにしました。
夏場は暑くて休んでいたので、まだ途中段階ですが、
そのうち2例の経過をご報告します。
なお、個人差があります点、ご了承のほどよろしくお願いします*
(編み目をはっきりさせるため、くっきり明るめの写真を掲載しています。)
 
 
①メリノウール100%(250円/玉)使用。
<↓完成直後>

2玉(40g/玉)使って足りなかった上の部分を、
他の余り毛糸にして、材料代を節約しました^^。
 
 
<↓着用&洗濯6回後>

毎回、洗剤は「エマール」を使用し、
洗濯ネットに入れ、洗濯機の手洗いモードで。
編み目がぼやけてきて、足首も広がっていますが、
フィット感には問題ありません。
 
 
 
②ウール100%(270円/玉)使用。
<↓1回着用&洗濯後>

1玉が50gで88mという太めの糸のため、3玉弱使用。
 
 
<↓着用&洗濯6回後>

実はこちらは、大きめに編んで履いていたのですが、
毎回①と同じ洗濯方法にするはずが、3回目の洗濯ときに
うっかり普通の洗剤でしてしまいました。
結果フェルト化し縮んで、ちょうど良いサイズになりましたが、
毛玉が出やすくなってしまいました。
 
 
経過のご報告は以上です。
 
市販の靴下は、着用&洗濯40回程度もつ、というイメージがありますので、
比較してどうか、続きの結果が出ましたら、またご報告したいと思います。
 
 
 
 
そして、毎回おしゃれ着洗剤を使用し「手洗いモード」に分けて洗うのが面倒なので、
こちらの毛糸も試すことにしました^^。
 

なんと、ウォッシャブル!洗濯機で普通に洗えます。
*左から2つは、ホームメイド「ぽかぽかキッズ」 1袋5玉入りで600~800円程度、
*右のものは、ベストフレンズ「ラブリーキッズ」 1袋10玉入りで1500~2000円程度、
どちらもハマナカ製のアクリル&ウールで、袋単位の販売が多いです。
 
「ラブリーキッズ」を編み始めました。
 

 
左側は、1玉編んで、あと4段分足りない状態です。
私の足のサイズは24センチで、底部分を1段増やしましたので、
1足で2玉強使用、になりそうです。
長持ちしてくれたらいいな、と思います。
 
 
 
 
おしまいに、着用においては滑り止めの処理も大切なポイントです。

この靴下は、凹凸の多い編み目のおかげで、
一般的なかぎ針の靴下よりも滑りにくいですが、やはり心配で、
最初、専用の滑り止め材をつけてみました。ところが・・

 
洗濯3回目あたりから、取れたり、写真の青○印部分のように汚く残ってしまい、
歩くたび、フローリング床にぺたつく(床に跡は残りませんが)ようになりました。
 
そこで、抵抗のため横方向に糸を渡し、綿の毛糸を数目分通して結びました。
横伸びをじゃましないよう、6か所にしました。
 

 
見栄えとしてはイマイチですが、滑らなくなりました。
同系色にすれば、もっと目立たなくなると思います。
 
 
 
次回は、数か月先になると思いますが、
どれくらいもったかの結果をご報告したいと思います*
 
 
 
 
*2013年1月5日追記*
上記の滑り止めについて、知り合いから、
どうして綿の毛糸なのかと聞かれましたので、追記します。
①結びやすく、また結び目が解けにくいため。
②結び目が 毛糸に埋没しにくいため。    です。
これにより、滑り止めとしての機能を
長く果たしてくれるのではないかと考えました^^*
 
 
 
 
*「かぎ針編みの靴下・考」シリーズは、
  Category「靴下、スヌードetc」をご覧ください。
 (移動先の左上部にバックナンバーリストがあります。)
 
 
 
 
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カイト ⑤
 
そして、待ちに待ったメールが届きました。
 

 「カイトが見つかったって!」
 「やったぁ・・!」

 
 
 
 
 

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